映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」

ザ・バンク 堕ちた巨像

■邦題:ザ・バンク 堕ちた巨像
■原題:THE INTERNATIONAL
■上映時間:117分
■製作国:アメリカ、ドイツ、イギリス
■ジャンル:サスペンス、アクション
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2009/04/04
真実さえ、
取引されるのか。

■監督:トム・ティクヴァ
■製作:チャールズ・ローヴェン、リチャード・サックル、ロイド・フィリップス
■製作総指揮:アラン・G・グレイザー、ライアン・カヴァノー
■脚本:エリック・ウォーレン・シンガー
■撮影:フランク・グリーベ
■プロダクションデザイン:ウリ・ハニッシュ
■衣装デザイン:ナイラ・ディクソン
■編集:マティルド・ボンフォワ
■音楽: トム・ティクヴァ、ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル
■字幕:松浦美奈
■主演:クライヴ・オーウェンナオミ・ワッツアーミン・ミューラー=スタールウルリッヒ・トムセン、ブライアン・F・オバーン、他
■ストーリー:
インターポール捜査官ルイ・サリンジャーは、ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンと共に、ある重要案件の捜査に当たっていた。そのターゲットは、世界中の富裕層から莫大な資金が集まる欧州拠点の国際銀行IBBC。そこではかねてより不審な資金の流れがある、との極秘情報を得ていたのだ。サリンジャーはベルリンを皮切りに、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨークといった各地を飛び回り、内部告発者や情報提供者と接触しながらIBBCの実態を探っていく。しかし、いずれも行く先々で証人・証拠が消され、狡猾非情に出鼻を挫かれてしまう。それでもサリンジャーは核心に迫るべく、ある覚悟を決めるのだが…。
■感想:
2009年23本目の劇場鑑賞です。「ラン・ローラ・ラン」「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ監督作品。ワールドワイドな展開で難攻不落の巨悪に迫るポリティカル・サスペンス。違法行為に手を染める国際的な巨大銀行を追跡するインターポール捜査官が、執拗な妨害工作に遭いながらその実態と真相の究明に奔走する。インターポール捜査官が主役ですが、インターポール捜査官と言えば、「ルパン三世」の銭形警部を思い出します。冒頭で男が道端でゲロを吐くシーンが生々しく描かれていました。アクションが少ないですが、唯一のアクションシーンで、NYグッゲンハイム美術館内の螺旋式スロープの階下から、刺客たちがうようよと現われる、ハードかつ独創的な銃撃シーンは必見です。
■評価:★★★☆☆