映画「悪魔を憐れむ歌」

■邦題：悪魔を憐れむ歌
■原題：FALLEN
■上映時間：125分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：ホラー
■配給：ワーナー・ブラザース映画
■公開：1998/07
■監督：グレゴリー・ホブリット
■製作：チャールズ・ローヴェン、ドーン・スティール
■脚本：ニコラス・カザン
■撮影：ニュートン・トーマス・サイジェル
■編集：ローレンス・ジョーダン
■音楽：タン・ドゥン
■美術：テレンス・マーシュ
■字幕：栗原とみ子
■主演：デンゼル・ワシントン、ジョン・グッドマン、ドナルド・サザーランド、エンベス・デイヴィッツ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、イライアス・コティーズ、ガブリエル・カソーズ、マイケル・J・ペイガン、他
■ストーリー：
殺人課の敏腕刑事ジョン・ホブズが残虐な手口で連続殺人を犯した男を逮捕する。男は死刑となるが、その直前、ホブズに奇妙な言葉を残す。「また会おうぜ。俺は、お前の元に戻ってくる」。立ち会ったホブズの前で、男は確かに絶命したはずだった。“Time is on my side・・・”時間は俺の味方さ、と歌いながら。しかし、その直後から。処刑された殺人犯の手口と同じ殺人が連続して起こる。犯行現場の壁に書かれた謎の言葉と、死体の胸に残された暗号のような数字。容疑者とされたのは、捜査を続けるホブズ刑事自身だった。刑事としての感を頼りに、真実に近づこうとするホブズ。彼に忍び寄る見えざる恐怖の罠。やがて彼が直面することになったのは、“悪魔”としか呼びようのないものだった。
■感想：
続殺人犯リースを処刑室に送りこんだ刑事ホブズ。だが死刑執行の直前、リースは「俺は自由になって戻ってくる」と言い残す。そして、その言葉を裏付けるかのように、リースの犯行を真似た殺人事件が次々に起きていく。出演が、デンゼル・ワシントン、ジョン・グッドマン、ドナルド・サザーランド、キャスティングが豪華。悪魔が接触等によって宿主を転移して行く展開は面白い。悪魔側から見た視点も描かれてます。乗り移り移れるのは人間だけではなかった。ホラー映画でありながらサスペンス色が強い作品です。なので、怖くはありません。登場する悪魔は、残虐で左利きで歌好きだという特徴があるのは「ヒドゥン」を思い出す。このとんでもない悪魔にどう戦いを挑んでいくのかと楽しめました。クライマックス、山小屋での「悪魔対デンゼル・ワシントン」は、意外な展開でした。
■評価：★★★★☆