映画「ウォリアーズ」

ウォリアーズ

■邦題:ウォリアーズ
■原題:THE WARRIORS
■上映時間:93分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション
■配給:CIC
■提供:パラマウント・ピクチャーズ
■公開:1979/09
■監督:ウォルター・ヒル
■製作:ローレンス・ゴードン
■製作総指揮:フランク・マーシャル
■原作:ソル・ユーリック
■脚本:ソル・ユーリック、デヴィッド・シェイバー、ウォルター・ヒル
■撮影:アンドリュー・ラズロ
■編集:デイヴィッド・ホールデン
■美術:ドン・スワナガン、ボブ・ウイトマン
■音楽:バリー・デ・ヴォーゾン
■字幕:高瀬鎮夫
■主演:マイケル・ベック、ジェームズ・レマー、トーマス・ウェイツ、ドーシー・ライト、ブライアン・タイラー、デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ、デヴィッド・ハリス、デヴィッド・パトリック・ケリー、マーセデス・ルール、ソニー・ランダム、他
■ストーリー:
夏の夜のニューヨーク。街のいたるところにいる異様な風体の若者たちがブロンクスの公園に集結しようとしていた。彼らは、ニューヨークに100組以上もあるといわれるストリー・キッドの面々で、今夜は、その最大の実力者でグラマシー・リフスのリーダー、サイラスの召集を受け、大規摸な集会が行なわれるのである。ブルックリンの南端、コニー・アイランドを縄張りとするウォリアーズのメンバーも、リーダーのクレオンを筆頭に、参謀格のスワン、エイジャックス、フォックス、スノウ、コチーズ、カウボーイらと、その集会に向かった。壇上に上がったサイラスが、8万の兵力で、2万の警察官を圧倒し、ニューヨークを奪いとろう、というアジ演説をしている時、武器があってはならない筈のこの場に、1挺のピストルがリレーされ、サイラスが銃殺された。大混乱におちいった会場の若者たちに向けてローグスのリーダー、ルーサーが、サイラスの死体のそばにいたウォリアーズのクレオンを指さし、彼が殺したと叫んだ。実の犯人は当のルーサーだったのだが、残忍な彼は罪をウォリアーズになすりつけたのだった。復讐に燃えるリフスの集団は、ウォリアーズに血の粛正を行なうことを宣言。コニー・アイランドヘ帰ろうとするウォリアーズの面々を狙うのはリフスのメンバーだけではない。DJ番組を通じて知った他のグループたちが名を高めようと追討に立ち上がったのだ。
■感想:
ストリートファイター」「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル監督作品。NY中のストリート・ギャングが集結したブロンクス公園の一大集会でカリスマ的リーダーが射殺された。濡れ衣を着せられた“ウォリアーズ”のメンバーが各グループの追撃をかわしながら続ける一夜の逃走をダイナミックに描いた傑作アクション。ウォルター・ヒル監督の70年代を代表する傑作。冒頭のニューヨーク・ブロンクスに各グループの代表者9人ずつが集まる大集会のシーンは凄いです。そんなにバイオレンス描写は過激ではないものの、様々なグループが次々とウォリアーズに襲いかかる展開はスリリングで楽しめます。グループは「ローグス」を始め「ターンブル」「オーファン」「フーリーズ」「リジーズ」などがあり、グループでユニフォームが決まっているのがよかったです。ファッションがかっこいいです。次はどんなグループが出てきるかも楽しみの一つでした。途中で黒人女性DJの実況中継が入る演出は好きです。エイジャックスが途中で婦人警官に捕まってしまうのは残念です。もっと暴れるのを見たかったです。エンディングの曲「IN THE CITY」がいい感じです。
■評価:★★★★★