映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

■邦題:ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
■原題:KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
■上映時間:90分
■製作国:ドイツ
■ジャンル:コメディ、アクション
■配給:K2エンタテインメント
■提供:タッチストーン・ピクチャーズ
■公開:1999/10
■監督:トーマス・ヤーン
■製作:ティル・シュヴァイガーアンドレ・ヘンニッケ、トム・ツィックラー
■脚本:トーマス・ヤーン、ティル・シュヴァイガー
■撮影:ゲーロ・シュテフェン
■編集:アレクサンダー・ベルナー
■美術:モニカ・バウアート
■衣装:ヘイケ・ヴェーバー
■音楽:ゼーリッヒ
■主演:ティル・シュヴァイガー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ、モーリッツ・ブライブトロイ、フーブ・シュターペル、レオナルド・ランジンク、ラルフ・ヘアフォート、コーネリア・フロベス、ルトガー・ハウアー、他
■ストーリー:
余命わずかと宣告され、たまたま末期病棟の同室に入院させられたマーチンとルディ。二人は死ぬ前に海を見るために病棟を抜け出し、ベンツを盗んで最後の冒険へと出発した。その車がギャングのもので、中に大金が積まれていたことも知らずに……。道中、残り少ない命の彼らに怖いものなどなく、犯罪を繰り返し、ギャングのみならず、警察からも追われる身になるのだが……。
■感想:
トーマス・ヤーン監督デビュー作品。余命いくばくもない二人の男が最期に海を見ようと車を盗み出し人生最大の旅に出かけるアクションロードムービー。どうせ死ぬならという軽いノリでの展開は面白かったです。音楽もよかったです。冒頭のギャングの会話のジョークは面白くなかった。登場人物は脳腫瘍患者のマーチン、末期の骨髄腫患者のルディ、間抜けなギャング二人組といい加減な警察です。追う者と追われる者の距離感が分かりにくく、追われる緊張感というのは感じませんでした。追われる者は最後にギャングのアジトに着くが、ギャングはその間、何度もアジトを往復しているので、近いんだか遠いんだかが分かりにくいのが残念です。ギャングが運転する車にはねられた子供が生意気でめっちゃムカつきました。ホテルでお互いにやりたい事を書いて番号で決めるシーンはよかった。選んだ内容も夢がある内容と現実的な内容と異なっていたのもいい。ラスト近くにルトガー・ハウアー演じるボスの「急がないと間に合わんぞ」というセリフはよかったです。ラストの海のシーンで流れるボブ・ディランの曲「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」は余韻を残します。マーチンのセリフで「天国ではみんな海の話しをするんだぜ」は印象的です。
■評価:★★★★☆

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [DVD]

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