映画「裸のランチ」

裸のランチ

■邦題:裸のランチ
■原題:NAKED LUNCH
■上映時間:117分
■製作国:イギリス、カナダ
■ジャンル:SF、ドラマ
■配給:松竹富士
■公開:1992/07
■監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
■製作:ジェレミー・トーマス
■原作:ウィリアム・バロウズ
■脚本:デイヴィッド・クローネンバーグ
■撮影:ピーター・シャシスキー
■編集:ロナルド・サンダース
■美術:キャロル・スピア
■音楽:ハワード・ショア
■字幕:中沢新一
■主演:ピーター・ウェラージュディ・デイヴィスイアン・ホルムジュリアン・サンズロイ・シャイダー、モニーク・メルキューレ、ニコラス・キャンベル、マイケル・ゼルニカー、ジョセフ・スコーシアニー、他
■ストーリー:
1953年、ニューヨーク。ウィリアム・リーは害虫駆除の仕事をしていたが、殺虫剤が減るのが早すぎることに気づく。妻ジョーンが麻薬として使用していたのだ。ある日、麻薬捜査官に連行されたウィリアムの前に巨大な_虫が現れ、彼に話しかける。スパイ活動と報告書提出、さらにインターゾーン商会の回し者だというジョーンの殺害を指示されるが、ウィリアムはバグを叩き潰して逃げ出す。友人に紹介されてウィリアムはベンウェイ医師を訪ね、ジョーンのために、中毒に効くというムカデのパウダーをもらってくる。帰宅してジョーンとウィリアム・テルごっこをするが、彼の撃った弾丸が誤って彼女のこめかみに命中、ジョーンは死亡する。家を飛び出したウィリアムの前にマグワンプと名乗る怪物が現れ、タイプライターを手に入れてインターゾーンに行き、活動報告書を送るように命令。指示通りインターゾーンに向かうと、今度はタイプライターが自ら動き出してゴキブリとタイプライターが合体したようなバグライターに変身。ウィリアムはこの街でホモセクシャルのイヴやアメリカ人作家トムとその妻ジョーンらと出会う。
■感想:
デッドゾーン」「ザ・フライ」のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品。59年に発表され、その先鋭的言語表現とドラッグ感覚に濃く彩られた内容で一大センセーションを巻き起こしたウィリアム・バロウズの同名小説の映画化。原作は読んでません。摩訶不思議な世界観でした。この映画は万人受けはしないと思います。タイプライターがゴキブリになって話をしたり、ムカデやマグワンプという怪物などが登場しますが、これはドラッグ中毒者が見る幻覚なんだと思いますが、ハッキリ言ってよく分かりません。ピーター・ウェラーがムカデにはーはーと息をかける顔はムンク「叫び」の絵を思い出しました。ラストもまたウィリアム・テルごっこをしてジョーンを殺したのは何故だか分かりませんでした。
■評価:★★★☆☆