映画「ミュンヘン」

ミュンヘン

■邦題:ミュンヘン
■原題:MUNICH
■上映時間:164分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、サスペンス
■配給:アスミック・エース
■提供:ドリームワークス・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ
■公開:2006/02/04
■監督:スティーヴン・スピルバーグ
■製作:スティーヴン・スピルバーグキャスリーン・ケネディ、バリー・メンデル、コリン・ウィルソン
■原作:ジョージ・ジョナス
■脚本:トニー・クシュナーエリック・ロス
■撮影:ヤヌス・カミンスキー
■編集:マイケル・カーン
■衣装:ジョアンナ・ジョンストン
■音楽:ジョン・ウィリアムズ
■字幕:松浦美奈
■主演:エリック・バナダニエル・クレイグキアラン・ハインズマチュー・カソヴィッツ、ハンス・ジシュラー、ジェフリー・ラッシュアイェレット・ゾラー、ギラ・アルマゴール、ミシェル・ロンズデール、マチュー・アマルリックモーリッツ・ブライブトロイヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、メーレト・ベッカー、イヴァン・アタル、他
■ストーリー:
1972年9月5日未明、ミュンヘン・オリンピック開催中、武装したパレスチナのテロリスト集団“黒い九月”がイスラエルの選手村を襲撃、最終的にイスラエル選手団の11名が犠牲となる悲劇が起きた。これを受けてイスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定、諜報機関モサド”の精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。チームのリーダーに抜擢されたアヴナーは祖国と愛する家族のため、車輌のスペシャリスト、スティーヴ、後処理専門のカール、爆弾製造のロバート、文書偽造を務めるハンスの4人の仲間と共に、ヨーロッパ中に点在するターゲットを確実に仕留めるべく冷酷な任務の遂行にあたるのだが…。
■感想:
2006年5本目の劇場鑑賞です。「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」のスティーヴン・スピルバーグ監督作品。1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊による報復の過程をリアルかつ緊迫感のあるタッチで描いた衝撃の問題作。「この映画は史実に基づいた物語である。」から始まりました。内容はてっきり「黒い九月」がイスラエルの選手村を襲撃した時の「黒い九月」との攻防が描かれていると思っていましたが、そのあとのパレスチナ幹部11名の暗殺の話でした。上映時間の164分、非常に緊張感がありました。イスラエルパレスチナの関係を把握して観る方がいいと思います。舞台が、ミュンヘンジュネーヴイスラエル、ローマ、パリ、キプロスアテネ、ロンドン、オランダ、ニューヨークと目まぐるしく変わるので、しっかり観ておかないと途中で何処にいるのかが把握できなくなります。最初は暗殺をする立場から、後半は暗殺者に狙われる展開は緊張感があってよかったです。途中で「黒い九月」がイスラエルの選手村を襲撃した時のシーンが挿入されているのも良かったです。ラストのカットで遠くにニューヨークの世界貿易センターWTC」ビルが映っているのが印象的でした。スティーヴ演じるダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンドに発表されたので、今から楽しみです。
■評価:★★★★☆