映画「死霊のはらわた」

死霊のはらわた

■邦題:死霊のはらわた
■原題:THE EVIL DEAD
■上映時間:86分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:日本ヘラルド映画
■提供:ルネッサンス・ピクチャーズ
■公開:1985/02
■監督:サム・ライミ
■製作:ロバート・G・タパート
■製作総指揮:ブルース・キャンベル、ロバート・G・タパート、サム・ライミ
■脚本:サム・ライミ
■撮影:ティム・ファイロ
■編集:エドナ・ルース・ポール
■特殊メイク:トム・サリバン
■音楽:ジョセフ・ロデュカ
■字幕:進藤光太
■主演:ブルース・キャンベル、エレン・サンドワイズ、ベッツィ・ベイカー、ハル・デルリッチ、サラ・ヨーク、他
■ストーリー:
テネシー州の深い森の中。邪悪な何者かが這い廻っている。休暇をこの森の廃屋で楽しもうと5人の男女がやって来た。中へ入ろうとした時、風に揺れていた遊動円木がぴたりと静止した。シェリルが古い柱時計をスケッチしていると、午後10時半でとまり、彼女の手が勝手に気味の悪い顔を描き出した。夜、地下室へ通じる蓋がはね、不審に思ったスコットが降りて行く。その後でアッシュも降り、そこで2人は襤褸の柄の短剣、テープレコーダー、「死者の書」という古い本を発見した。テープには死霊を研究していた科学者の声が録音されており、死霊を呼び出して調べているうちにやられてしまったという。このテープに含まれていた呪文のせいで、死霊が甦った。
■感想:
休暇を郊外で過ごそうと別荘を訪れた数人の男女が、そこで見つけた“死者の書”という奇妙な本とテープレコーダーに録音されていた呪文を紐解いたために邪悪な死霊が復活。次々と若者たちを血祭に上げていく。記念すべきサム・ライミ監督デビュー作品であり、今となれば余りにも有名過ぎるホラー作品。怖くて面白い名作ホラー。くどいまでの残酷描写、ショック演出や独特なカメラワークは今見ても素晴らしい。次々と死霊に身体を乗っ取られる若者たちだが、いつ死霊に豹変するかと気が置けなく、緊張感があるのがいい。死霊の造形もいい。普通は生き残るはずの女を全て死霊にしてしまうのが当時としては斬新。本作を映画館で封切り時に観れたのは幸せです。日本ではこの作品によって“スプラッター”の言葉が定着した。
■評価:★★★★★