TV「マスターズ・オブ・ホラー/世界の終り」

世界の終り

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/世界の終り
■原題:MASTERS OF HORROR: JOHN CARPENTER'S CIGARETTE BURNS
■上映時間:59分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:ジョン・カーペンター
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■脚本:ドリュー・マクウィーニー、スコット・スワン
■撮影:アッティラ・スザレイ
■編集:パトリック・マクマホン
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:コディ・カーペンター
■字幕:関美冬
■主演:ノーマン・リーダスウド・キア、クリス・ブリットン、グウィニス・ウォルシュ、コリン・フー、他
■ストーリー:
経営難の映画館を抱えるカービー・スウィートマンは、副業で希少フィルムを発掘し金持ちの蒐集家に売る商売をしていた。カービーが、謎めいた大富豪ベリンジャーから依頼されたのは70年代に撮影され、たった一度だけ上映されたフランスのホラー映画『世界の終り』の幻のフィルムを持ち帰ることだった。この映画は忌まわしい記録と噂が流れていた。映画は未完でこの世にはプリントが一本あるだけ、作品を観たのは「シトヘス映画祭」で上映したときの観客だけだという。カービーは手かがりを追ってニューヨークの映画評論家マイヤーズに会う。彼は『世界の終り』の怖ろしさを伝えようと膨大な評論を執筆中で、異様な雰囲気を漂わせていた。マイヤーズから受け取ったパコヴィックの取材テープを聴いてみると、カービーはかつて自殺に追いやってしまった恋人の悪夢に苦しむことになる……。
■感想:
「ハロウィン」のジョン・カーペンター監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。ジミーは謎めいた大富豪から依頼される。それは幻の映画のプリントを探す事だった。その映画は上映時に多数の死者を出す暴動が発生するなど奇怪な出来事が起きていた。その手がかりをジミーは追うが・・・。出演者がノーマン・リーダスウド・キアなのは良かったです。話の展開が世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探す、映画「ナインスゲート」を思い出します。音楽も担当するジョン・カーペンターですが、今回は息子のコディ・カーペンターが担当し、魅力的なサウンドを響かせているのにも注目です。ラストで上映される「世界の終り」も少し観れますが、見た感じは映画「リング」の呪いのビデオぽかったですし、それほどインパクトのある映像には観えませんでした。
■評価:★★★★☆