TV「マスターズ・オブ・ホラー/ダンス・オブ・ザ・デッド」

ダンス・オブ・ザ・デッド

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/ダンス・オブ・ザ・デッド
■原題:MASTERS OF HORROR: DANCE OF THE DEAD
■上映時間:分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:トビー・フーパー
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■原案:リチャード・マシスン
■原作:リチャード・マシスン
■脚本:リチャード・クリスチャン・マシスン
■撮影:ジョン・ジョフィン
■編集:アンドリュー・コーエン
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:ビリー・コーガン
■字幕:村田恵
■主演:ジョナサン・タッカージェシカ・ロウンデス、ライアン・マクドナルド、カレン・オースティン、ロバート・イングランド、ジュヌヴィエーヴ・ビークナー、他
■ストーリー:
ラジオ放送「第三次世界大戦によって、核によるテロ攻撃が横行し、米国内の死者は900万人を突破しました。NYやロスを含む、7大都市は戦争で壊滅。地元の街マスキートでは、殺人が著しく増加しています……」夫を亡くし厳格なモラリストになったケイトはダイナーを経営し、17歳の娘ペギーと共に働いていた。そんなある日、マスキートからやってきた青年ジャックとボックスがやってきた。ペギーはジャックに好意を抱くものの、ケイトは彼らが気に入らず店から強引に追い出してしまう。その夜、ペギーはジャックに誘われて一緒にマスキートまでドライヴを楽しむことにした。そして彼らが向かう先には、MCが牛耳るクラブ「破滅の館」があり、そこではルーピー・ダンスと呼ばれる饗宴が毎夜行われていた。一方、ケイトはペギーが彼らに連れ出されたと知り、車でマスキートに向かう。そして、マスキートで怖ろしい事実が明らかになる……。
■感想:
悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。リチャード・マシスンの短編を原作に、昔の友達と敵の生き返り死体が、核の大量虐殺を生き残ったわずかな人々を楽しませるためステージの上で踊るというポスト黙示録的な暗黒郷を描く。ホラーの恐怖を描くのではなく、恐怖が生んだ社会で新鮮な血液は売買され、死体はモノとして扱われ、ゴミのように焼却される姿が描かれています。MC演じるロバート・イングランドが怪優ぶりを発揮しているのは見所です。冒頭で核によるテロ攻撃が始まって、母親と娘2人が逃げ延びて助かっていましたが、観ているうちに姉が出てこない事に気が付きました。姉の説明もないまま終盤でクラブ「破滅の館」でルーピー・ダンスをしている姉を偶然に見つける展開になり訳が分かりませんでした。ラストで理由が分かるのですが、話の展開が強引過ぎるような気がしました。
■評価:★★☆☆☆