TV「マスターズ・オブ・ホラー/ディア・ウーマン」

ディア・ウーマン

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/ディア・ウーマン
■原題:MASTERS OF HORROR: DEER WOMAN
■上映時間:分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー、コメディ、エロティック
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:ジョン・ランディス
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■脚本:ジョン・ランディスマックス・ランディス
■撮影:ジョン・ジョフィン
■編集:マーク・L・レヴィン
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:ピーター・バーンスタイン
■字幕:松岡葉子
■主演:ブライアン・ベンベン、シンシア・モウラ、アンディ・トンプソン、スティーヴ・アーチャー、ソニヤ・ベネット、アンソニー・グリフィス、他
■ストーリー:
ある日、奇怪な惨殺死体が発見された。どうやら昨夜、トラック・ドライバーが、バーで知り合ったネイティヴ・アメリカン系の美女を自分の車に連れていき、惨殺されたようだ。ところが奇妙なことに男の無惨な死体には鹿のひずめで何度も踏みつぶされた痕跡があり、しかも外れたトラックのドアを丁寧に戻していたのだ。刑事のファラデーは検死官ダナから意見を聞き、リード警官と共に捜査にあたる。その頃、美女と一緒にホテルの一室に入ったビジネスマンの惨殺死体が発見され、前回の現場と同じく鹿のひずめの痕跡が残っていた。やがて、ネイティブ・アメリカン系の男性から、彼女こそネイティブ・アメリカンの伝説の半人半獣ディア・ウーマンではないかと知らされる。上半身は女性で下半身が鹿の脚らしい。一方、カジノで遊んでいるリードに、あのディア・ウーマンが近づいてきた。彼女の指示通りに賭けてみたら、大当たり!ほろ酔い気分で陽気なリードは、あのディア・ウーマンだとは気づかずに部屋に入っていく……。
■感想:
狼男アメリカン」のジョン・ランディス監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。上半身は美しい女、下半身は鹿 ― 呪いによって半人半獣として生きる女の伝説とは。ネイティブ・アメリカンの伝承を元にした、エロティック・ホラー。程良いユーモアとスリリングな展開が楽しめる作品となってます。鹿が人間に化けていますが、足までは化けれないようです。そして人間の言葉も全くしゃべれないという設定もよかったです。ファラデー刑事が惨殺事件の犯行をあれこれを推理しながら想像するシーンでありえない様なシチュエーションを真剣に推理するのは面白かったです。同監督の「狼男アメリカン」の話も事件の一つとして扱われているのはよかったです。ラストで車の周囲に鹿の群れが現れるシーンは「ザ・リング2」を思い出しました。
■評価:★★★★☆