映画「スターリングラード」

スターリングラード

■邦題:スターリングラード
■原題:ENEMY AT THE GATES
■上映時間:132分
■製作国:アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド
■ジャンル:ドラマ、戦争、ロマンス
■配給:日本ヘラルド映画
■提供:マンダレイピクチャーズ
■公開:2001/04/14
■監督:ジャン=ジャック・アノー
■製作:ジャン=ジャック・アノー、ジョン・D・スコフィールド
■製作総指揮:アラン・ゴダール、アリサ・テイガー
■原作:ウィリアム・クレイグ
■脚本:ジャン=ジャック・アノーアラン・ゴダール
■撮影:ロベール・フレース
■編集:ノエル・ボワソン、ハンフリー・ディクソンズ
■美術:ウォルフ・クレーガー
■衣装:ジャンティ・イェーツ
■音楽:ジェームズ・ホーナー
■字幕:戸田奈津子
■主演:ジュード・ロウジョセフ・ファインズレイチェル・ワイズボブ・ホスキンス、ガブリエル・トムソン、エド・ハリスロン・パールマン、ロバート・スタッドローバー、エヴァ・マッテス、マティアス・ハービッヒ、他
■ストーリー:
1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。そこへ送り込まれた新兵ヴァリシ。敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた青年政治将校ダニロフと出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァリシは驚くべき正確さで敵兵を次々と仕留めていった……。
■感想:
薔薇の名前」「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のジャン=ジャック・アノー監督作品。実在した第二次大戦の伝説のスナイパーの極限状況における愛と苦悩を描いた戦争ドラマ。冒頭でボートで戦場へ向かうシーンは「プライベートライアン」を思い出します。状況や立場が全く違うのですが、戦争に巻き込まれた若者のたちの悲惨さが描かれていました。ジュード・ロウスターリングラードで5人の敵を5発の弾で仕留めるシーンは見事です。最大の見せ場は、ジュード・ロウエド・ハリスとの狙撃手同士の戦いだと思いますが、見えないもの同士の駆け引きは息詰まる緊張感があり見応えありました。ジュード・ロウエド・ハリスの渋い演技も見所の一つだと思います。特に目の表情が良かったです。ロン・パールマンがちょい役ですが、いい味出していました。移動中を狙い撃ちされるシーンは驚きました。ラストのエド・ハリスジュード・ロウに見つかった時の表情が素晴らしかったです。ラストのあの状態でターニャが生きていたのは意外な展開でした。
■評価:★★★★☆