映画「タブロイド」

タブロイド

■邦題:タブロイド
■原題:CRONICAS
■上映時間:98分
■製作国:メキシコ、エクアドル
■ジャンル:サスペンス、ドラマ
■配給:東北新社
■公開:2006/01/21
■監督:セバスチャン・コルデロ
■製作:アルフォンソ・キュアロン、イサベル・ダバロス、ベルサ・ナヴァロ、ギレルモ・デル・トロ、ホルヘ・ベルガラ
■製作総指揮:フリーダ・トレスブランコ
■脚本:セバスチャン・コルデロ
■撮影:エンリケ・シャディアック
■音楽:アントニオ・ピント
■主演:ジョン・レグイザモレオノール・ワトリング、ダミアン・アルカザール、ホセ・マリア・ヤスピク、カミロ・ルスリアーガ、アルフレッド・モリナ、他
■ストーリー:
ノロはマイアミに拠点を置くラテン系アメリカ人向けタブロイド番組の人気TVレポーター。彼と番組プロデューサーのマリサは、子どもばかりを狙う連続殺人鬼“モンスター”を取材するため、エクアドルへとやって来た。そして被害者の子どもの葬儀を取材中に彼らは偶然、急に飛び出した少年が車にひかれる現場に居合わせる。運転していたのは真面目な聖書販売員のビニシオ。彼は興奮した群衆に取り囲まれ集団リンチに遭い、やがて逮捕収監されてしまう。翌日、留置場を訪れたマノロに、ビニシオは番組の力で冤罪を晴らして欲しいと懇願、その見返りに“モンスター”に関する極秘の情報を提供する、と申し出るのだった…。
■感想:
セバスチャン・コルデロ監督デビュー作品。連続殺人事件を追うTVレポーターがスクープ欲に駆られて突き進んだ果てに、抜き差しならない状況に追い込まれるさまをスリリングに描き出す。冒頭で少年が車にひかれて、運転していたビニシオが車が邪魔ということで、バックしただけでビニシオが逃げると思われて、興奮した群衆に取り囲まれ集団リンチするシーンは驚きです。さらに火を点ける展開には衝撃的でした。ビニシオが“モンスター”かもしれないと分かり、お酒や子供の衣類などの証拠品が出始めたのはいいけど、ビニシオが出所してからの展開は消化不良で終わりました。警察にビニシオの事を通報せずに視聴者からはヒーローとしてマイアミに帰る展開は、後味の悪い終わり方でした。
■評価:★★★☆☆

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