映画「トム・ヤム・クン!」

トム・ヤム・クン!

■邦題:トム・ヤム・クン
■原題:TOM YUM GOONG
■上映時間:110分
■製作国:タイ
■ジャンル:アクション、格闘技
■配給:クロックワークスギャガ・コミュニケーションズ
■公開:2006/04/22
■監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
■製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ
■アクション監督:パンナー・リットグライ
■撮影:ナタウット・キッティクン
■主演:トニー・ジャー、ペットターイ・ウォンカムラオ、ボンコット・コンマライ、チン・シン、ジョニー・グエン、ネイサン・ジョーンズ、他
■ストーリー:
タイ東部の小さな村。そこでは、最強のムエタイ兵士の末裔たちが、王に献上するための象を育てながら暮らしていた。しかしある日、2頭の象が密輸組織によってオーストラリアへと連れ去られてしまう。この2頭を家族の一員として大切に育ててきたカームは、彼らを助け出すため単身オーストラリアへと向かうのだったが…。
■感想:
「マッハ!」プラッチャヤー・ピンゲーオの監督作品。密輸組織によって連れ去られた大切な象を取り戻すため、単身オーストラリアへと乗り込んだ最強ムエタイ戦士の活躍を描く。トニー・ジャーのアクションには驚きました。 CG、ワイヤー、フィルムの早回しなど一切使わないで体を張ったアクションシーンが最大の見せ場です。レストランの螺旋状の階段での戦いを長回しで見せる演出や、燃える寺院の中での3人の格闘家との戦い、49人の敵を全てバキボキと関節技で倒すなど、全て見応えありました。とにかく敵の数も多く、次から次へと登場してきます。ラストに3人のプロレスラーが登場した時には、まだ出るかと驚きしました。お気に入りの敵はカポエラの使い手で、動きがめっちゃかっこよかったです。ジョニーがもう少し強くてもよかったと思いました。海賊版撲滅や、ゾウの密輸に関してのメッセージもありました。話の内容がたまに分かりにくなるけど、アクションを楽しむ映画だと思います。カームがオーストラリアの空港で肩がぶっかった相手が誰か気になりました。
■評価:★★★★☆