映画「ザ・デプス」

ザ・デプス

■邦題:ザ・デプス
■原題:DEEPSTAR SIX
■上映時間:99分
■製作国:アメリ
■ジャンル:SF、ホラー
■配給:東宝東和
■公開:1989/05
■監督:ショーン・S・カニンガム
■製作:ショーン・S・カニンガム、パトリック・マーキー
■製作総指揮:マリオ・カサール、アンドリュー・G・ヴァイナ
■原案:ルイス・アバナシー
■脚本:ルイス・アバナシー、ジョフ・ミラー
■撮影:マック・アールバーグ
■編集:デヴィッド・ハンドマン
■音楽:ハリー・マンフレディーニ
■字幕:進藤光太
■主演:グレッグ・エヴィガン、ナンシー・エヴァーハード、ミゲル・ファーラーニア・ピープルズ、マット・マッコイ、シンディ・ピケット、タウレーン・ブラック、マリウス・ウェイヤーズ、エリヤ・バスキン、トム・ブレイ、ロン・キャロル、他
■ストーリー:
豊富な資源と戦略上の機密性から海面下1万メートルに設営されたアメリカ海軍の深海秘密基地ディープ・スター・シックス。ここは、シャドー・ゾーンと呼ばれる未知の領域の研究を進める最前線基地で、ミサイル基地の併設を条件に海軍の全面協力を得ていた。しかし予想をはるかに上回る困難に、6カ月もの間基地に閉塞されたスタッフは次第に苛立ちが目立ち始め、海軍も不信感を募らせていた。そしてミサイル基地予定地に仕掛けられた爆雷によって発見された、深海底に深く口を開ける洞窟探査を開始したジョイス・コリンズ博士らスタッフは、その直後何者かに激しい攻撃をうけ、死者を含む被害をうける。その後ジョイスは、恋人ケヴィン・マクブーライドの救出によって一命をとりとめるが、その際艦長レイドローが命を落とし、やがてディープ・スター・シックスに襲いかかる正体不明のクリーチャーにスタッフは1人また1人と殺されてゆく。
■感想:
13日の金曜日」「誰かが見ている」のショーン・S・カニンガム監督作品。深度1万メートルの海底でミサイル基地を建設中のクルーに未知の深海生物が迫る。大自然の脅威に曝される中、人為的なトラブルの連続で危機に陥る人々。どうしても同時期に公開された同じ深海が舞台の「リバイアサン」と比べてしまいます。こっちの方が深度1万メートルと非常に深いです。監督が「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガムなんで、ホラーぽい演出が多いです。「リバイアサン」のモンスターに比べるとモンスター(シャコ)の造形はこっちの方が良く出来ていると思います。内容もこちらの方がオリジナリティに溢れていると思います。やることやること裏目に出るミゲル・ファーラーがいい味出してましたが、ミサイルを爆発させてしまったり、銛で仲間を突いたり、仲間を見捨てて一人だけで脱出したりと、この人がモンスター以上に厄介な存在でした。
■評価:★★★★☆