映画「リバイアサン」

リバイアサン

■邦題:リバイアサン
■原題:LEVIATHAN
■上映時間:99分
■製作国:アメリカ、イタリア
■ジャンル:SF、ホラー
■配給:松竹富士
■公開:1989/05
■監督:ジョルジ・パン・コスマトス
■製作:ルイジ・デ・ラウレンティス
■製作総指揮:ローレンス・ゴードン、チャールズ・ゴードン
■原作:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
■脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ、ジェブ・スチュアート
■撮影:アレックス・トムソン
■美術:ロバート・グールド
■特撮:スタン・ウィンストン
■音楽:ジェリー・ゴールドスミス
■字幕:進藤光太
■主演:ピーター・ウェラー、アマンダ・ペイズ、リチャード・クレンナ、ダニエル・スターン、アーニー・ハドソン、マイケル・カーマイン、リサ・アイルバッハー、ヘクター・エリゾンド、メグ・フォスター、他
■ストーリー:
時は近未来、フロリダ沖の海底で希少鉱物の採掘作業をしているトランス・オーシャン・コーポレーション深海基地の8人のクルーたちは、2カ月の勤務完了を2日後に控えたある日、深海に沈没したソ連艦艇“リバイアサン"を発見する。電機主任のウィリーとシックスパックは艦内で1台の金庫を発見し持ち帰るが、隙をみてシックスバックはその中のウォッカの瓶を盗み出し、ボウマンと密かに酒盛りをした。ところが翌日になって、シックスパックとボウマンは次々と体の不調を訴え、時をたたずしてシックスパックは無残な姿で息絶え、恐怖に耐えかねたボウマンは自殺する。トンプソン博士の診断によると、2人の体内で遺伝子の転換が起こっていたという。が、やがて2人の遺体は塊状に変化し、埋葬作業中にいきなり動き出すや、クルーたちは手足を切断して遺体を深海に葬るのだった。そして艦内捜索のヴィデオからこれらの原因が、失敗したソ連の遺伝子転換実験の結果であることが分かる。しかもその間に切り落とされた手足は増殖し怪物に変化、ついにクルーたちを1人、1人とえじきにしてゆく。
■感想:
ランボー/怒りの脱出」「コブラ」のジョルジ・パン・コスマトス監督作品。ソ連の沈没船と接触した海底採掘基地で起る恐怖。これは深海版の「エイリアン」です。「エイリアン」に酷似したストーリーは全く新味に乏しいですが、楽しく観れました。深海の雰囲気は良かったです。特撮にスタン・ウィンストン、音楽に大巨匠ジェリー・ゴールドスミスと製作スタッフも豪華な顔ぶれでした。出演者もピーター・ウェラー、リチャード・クレンナ、ダニエル・スターン、アマンダ・ペイズと良かったです。アマンダ・ペイズがめっちゃ綺麗だったのは良かったです。武器らしい武器はないので、火炎放射器で対抗しますが、火炎放射器ズゴックの腕に見えました。それにしても、普通なら沈没船の中にあったウイスキーで酒盛りをしないと思いますが。ラストで水面まで怪物が浮上してくる展開は、同時期に公開していた「ザ・デプス」と同じ展開だったので驚きました。ラストで上司マーティンを殴るオチはスッキリしました。
■評価:★★★★☆