映画「シンドバッド黄金の航海」

シンドバッド黄金の航海

■邦題:シンドバッド黄金の航海
■原題:THE GOLDEN VOYAGE OF SINBAD
■上映時間:102分
■製作国:イギリス
■ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
■配給:コロムビア映画
■製作:チャールズ・H・シニア・プロ
■公開:1974/12
■監督:ゴードン・ヘスラー
■製作:チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン
■脚本:ブライアン・クレメンス
■撮影:テッド・ムーア
■編集:ロイ・ワッツ
■特撮:レイ・ハリーハウゼン
■特殊メイク:コーリン・アーサー
■音楽:ミクロス・ローザ
■主演:ジョン・フィリップ・ロー、キャロライン・マンロー、トム・ベイカー、ダグラス・ウィルマー、マーティン・ショウ、グレゴワール・アスラン、カート・クリスチャン、アルド・サンブレル、ロバート・ショウ、他
■ストーリー:
船乗りのシンドバッドは部下をひきつれて大海原に帆船を走らせていた。ある日、怪鳥が船の上に飛んできて黄金の刻印のようなものを落としていった。シンドバッドはその夜、恐ろしい夢を見た。片手に人間の眼の刺青をほどこした美女、そして悪魔のような男の夢だった。船はアラビアに着いたもののシンドバッドはクーラと手下のアクメッドという男に襲われたが難を逃れ、アラビア首相ビジェルに面会した。ビジェルはシンドバッドに物語った。シンドバッドを襲ったクーラは恐ろしい魔術を使う悪魔でアラビアを支配しようとしているのだ、と。そのビジェルも黄金の刻印を持っていた。シンドバッドの刻印と合わせると二つは合致し、それはある孤島への地図を示していた。ビジェルによれば刻印はもう一つあって三つを合わせるとアラビアを危機から救う力を得られるという。シンドバッド、ビジェル、アラビア商人のぐうたら息子ハロウン、美しい女奴隷マルギアナが加わり、謎の孤島へ出発した。
■感想:
「モルグ街の殺人」のゴードン・ヘスラー監督作品。ファンタジー映画の傑作「シンバッド七回目の航海」から15年の月日を経て製作されたシリーズ第2作で、仮面のアラビア領主を助けて伝説の島へと向かう航海を描く。映画の売りであるレイ・ハリーハウゼンストップモーションアニメの怪物が前半には登場しないのが寂しかったですが、中盤から後半でやっと登場します。舟の舳先の巨像、六本腕の女神カーリー、ケンタウロスグリフォンなどです。リアルな動きで楽しめます。運命の泉でのケンタウロスグリフォンとの対決は見応えありましたが、一番の見所は六本腕の女神カーリーとの対決シーンです。六本腕のしなやかな動きや、女神カーリーのダンスなど面白かったです。マリアンナがとても魅力的なのも良かったです。
■評価:★★★★☆