映画「10億分の1の男」

10億分の1の男

■邦題:10億分の1の男
■原題:INTACTO
■上映時間:108分
■製作国:スペイン
■ジャンル:サスペンス
■配給:日本ヘラルド映画クロックワークス
■公開:2003/09/20
■監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
■製作総指揮:フェルナンド・ボバイラ、エンリケ・ロペス・ラビニュ
■プロデューサー:セバスチァン・アルバレス
■脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ、アンドレス・M・コッペル
■撮影:シャビ・ヒメネス
■美術:セサール・マカロン
■衣装:タチアナ・エルナンデス
■編集:ナチョ・ルイス・カピヤス
■音楽:ルシオ・ゴドイ
■主演:レオナルド・スバラグリア、ユウセビオ・ポンセラ、マックス・フォン・シドー、モニカ・ロペス、アントニオ・デチェント、他
■ストーリー:
フェデリコは幼い頃、未曾有の大地震で生き埋め状態のところをサムに助けられた。その時サムから“運”を奪う能力を授けられ、以来彼の経営するカジノでお客の運を奪い取ってきた。だがある日、彼はサムのもとから去ろうとしたためその能力をサムに吸い取られてしまう。7年後、銀行強盗で逃走中のトマスは飛行機の墜落事故に見舞われたが、搭乗者237名の中で奇跡的にたった1人生き残った。彼は女刑事サラの監視下で入院していたが、そこへ強運な男を探していたフェデリコが現われる。彼はトマスを連れ出すと、あるゲームへの参加を強引に迫るのだった。
■感想:
フアン・カルロス・フレスナディージョ監督デビュー作品。大惨事を奇跡的に生き延びた者たちが、他人の“運”を奪い合う不思議なゲームに参加させられ強運を競い合う異色サスペンス。テンポの悪さが気になりました。他人から運を吸い取ってしまうというアイデアはユニークで面白いと思います。運だめしの数々のゲームが登場しますが、ゲームのルールが説明不足なのでよく分からないのもありました。ゲームの緊迫感も伝わってこないのが残念でした。もっとゲームの部分を描いて欲しかったです。目隠しで森の中を走るゲームと5分の1の確立のロシアン・ルーレットが面白かったです。最後の勝負が女刑事サラの乱入で中途半端に終わったのは残念でした。主人公のトマスはそんなに運がいいとも思えませんでした。
■評価:★★☆☆☆