映画「レオン/完全版」

レオン/完全版

■邦題:レオン/完全版
■原題:LEON
■上映時間:133分
■製作国:フランス、アメリ
■ジャンル:アクション
■配給:日本ヘラルド映画
■公開:1996/10
■監督:リュック・ベッソン
■製作:パトリス・ルドゥー
■製作総指揮:クロード・ベッソン
■脚本:リュック・ベッソン
■撮影:ティエリー・アルボガスト
■美術:ダン・ウェイル
■衣装:マギャリー・ギダッチ
■編集:シルヴィ・ランドラ
■音楽:エリック・セラ
■主題曲:スティング、ドミニク・ミラー
■字幕:岡山徹
■出演:ジャン・レノナタリー・ポートマンダニー・アイエロゲイリー・オールドマン、ピーター・アペル、マイケル・バダルコ、エレン・グリーン、サミー・ナセリ、他
■ストーリー:
ニューヨーク。レオンは完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。一日2パックの牛乳と肉体のトレーニングを欠かさない彼の唯一の楽しみは、安アパートで自分と同じように根っこを持たない鉢植えの観葉植物に水を与えることだった。彼の隣の部屋に住む12歳のマチルダもまた、家族から疎ましがられる孤独な少女。ある日、不気味な男スタンフィールドと部下たちが彼女の父親を訪ねて、預けたヘロインをかすめ取った奴がいると言い、明日の正午までに盗んだ奴を捜せと告げて帰る。翌日、スタンフィールドと仲間たちはマシンガンを手にアパートを急襲し、たった4歳の弟も含めてマチルダの家族を虐殺した。ちょうど買い物に出掛けて留守だったマチルダは帰ってみて、何が行われたか気づいた。彼女は涙をこらえながら部屋を通り過ぎると、レオンの部屋のドアベルを鳴らし続けた。
■感想:
グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版」「ニキータ 」のリュック・ベッソン監督作品。凄腕の寡黙な殺し屋と12歳の少女の純粋な愛を、スタイリッシュなアクション・シーンを交えて描いた一編。孤独な殺し屋・レオンと、家族を惨殺された少女・マチルダの出逢いと別れを描いた「レオン」に、22分の未公開シーンを加えた完全版。リュック・ベッソン監督作品の中で好きな作品の一つです。常に安らぐ日々のない孤独なレオン演じるジャン・レノは良かったです。ミルクと観葉植物が好きな設定が面白いです。麻薬取締局の汚職捜査官スタンフィールド演じるゲイリー・オールドマンの怪演が見事でした。ラストの警察隊との銃撃戦は緊張感と迫力がありました。絶体絶命のレオンがどうやって逃げるのかと思っていましたが、変装して逃げるとは思ってもみませんでしたが、出口寸前で後ろから撃たれるシーンは印象的でした。ラストはリング・トリックでしたが、レオンの死には泣けてきます。
■評価:★★★★☆

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