映画「ボルベール <帰郷>」

ボルベール <帰郷>

■邦題:ボルベール <帰郷>
■原題:VOLVER
■上映時間:120分
■製作国:スペイン
■ジャンル:ドラマ
■配給:ギャガ・コミュニケーションズ
■提供:ギャガ・コミュニケーションズ
■公開:2007/06/30
■監督:ペドロ・アルモドバル
■製作:エステル・ガルシア
■製作総指揮:アグスティン・アルモドバル
■脚本:ペドロ・アルモドバル
■撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
■編集:ホセ・サルセド
■音楽:アルベルト・イグレシアス
■主演:ペネロペ・クルスカルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカポルティージョ、ヨアンナ・コボ パウラ、チュス・ランプレアベ、他
■ストーリー:
失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。明るくたくましい彼女にも、10代の頃、確執のあった母がそのまま父と一緒に火事で亡くなってしまうという苦い過去があった。そんなある日、夫がパウラに関係を迫り、抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。ライムンダは愛娘を守りたい一心で、夫の死体の処理に奔走、事件の隠蔽を図る。そのさなか、今度は故郷ラ・マンチャに住む伯母の急死の報せが。ライムンダの姉ソーレが葬儀へ駆けつけたところ、彼女はそこで死んだはずの母イレネの姿を見掛けたという奇妙な噂を耳にするのだったが…。
■感想:
2007年47本目の劇場鑑賞です。映画の日に観ました。「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督作品。郷愁と女性讃歌のヒューマン・ドラマ。監督自身の故郷でもあるラ・マンチャを物語の背景に、母、娘、孫娘の三代の女性たちの葛藤と和解を、色彩豊かな映像でミステリアスかつユーモラスに綴る。VOLVER<帰郷>とは、1920年代から30年代にかけてアルゼンチンで活躍したタンゴの最高の歌い手、カルロス・ガルデルの音楽史上に残る名曲だそうです。ペネロペ・クルスが美しくて、綺麗だったのが印象的です。ペネロペ・クルスがタンゴの名曲「VOLVER<帰郷>」を感謝を込めて歌声を披露するシーン、死んだはずの母イレネとライムンダが再会するシーンは印象的でした。最後に母の秘密や、娘パウラの父親の正体が明らかになるシーンは驚きました。
■評価:★★★★☆