映画「キャット・ピープル」

キャット・ピープル

■邦題:キャット・ピープル
■原題:CAT PEOPLE
■上映時間:118分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:ユニバーサル・ピクチャーズPKO PICTURES
■公開:1982/07
■監督:ポール・シュレイダー
■製作:チャールズ・フリーマー、チャールズ・フライズ
■製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー
■原作:ドゥウィット・ボディーン
■脚本:アラン・オームズビー
■撮影:ジョン・ベイリー
■特殊効果:アルバート・ホイットロック
■美術:エドワード・リチャードソン
■特殊メイク:トム・バーマン
■スタント・コーディネーター:ウォルター・スコット
■音楽:ジョルジオ・モロダー
■主題曲:デイヴィッド・ボウイ
■字幕:戸田奈津子
■主演:ナスターシャ・キンスキージョン・ハードマルコム・マクダウェル、アネット・オトゥール、フランキー・フェイソン、ルビー・ディー、エド・ベグリー・Jr、スコット・ポーリン、ジョン・ラロクエット、リン・ローリイ、他
■ストーリー:
アイリーナ・ガリエは、別々に育った兄ポールを訪ねて、ニューオリンズにやって来た。空港でポールの迎えを受けた彼女は喜びと新しい生活への期待で胸をふくらませた。フィマーリという女性が面倒をみるポールの家は、なぜか謎に満ちた雰囲気が漂っていた。その夜、1人の娼婦がフレンチ・クォーターで黒豹に襲われ、翌日ニューオリンズ動物園から園長のオリヴァー、助手のアリス、係員のジョーがかけつけ、オリヴァーが捕獲に成功する。その日、街を見学に出かけたアイリーナは、無意識のうちに動物園の黒豹の檻の前に来た。夜、黒豹をスケッチしている彼女を見かけたオリヴァーは、彼女と食事を共にし、売店の仕事を世話した。ある日、捕えられていた例の黒豹にジョーが腕を喰いちぎられる。その場に居あわせたアイリーナは、それがポールであることに気づく。オリヴァーが銃殺しようとした時、すでに檻は空だった。アイリーナの部屋へやってきたポールは、彼女がオリヴァーを愛し始めていることを嫉妬しつつ自分たちの猫族(キャット・ピープル)としての呪われた運命を言いきかせた。人間を愛した時は、その相手を喰い殺さねばもとの人間に戻ることはできない・・・と。
■感想:
「ハードコアの夜」「アメリカン・ジゴロ」のポール・シュレイダー監督作品。古典ホラーの名作「キャット・ピープル」(42)の新解釈によるリメイク。人間と愛し合えば豹に変わり、その人間を喰い殺さなければ元の姿に戻れない、呪われた猫族の女。その悲劇色を濃くした作品。オリジナルは未見です。狼が人間になる狼男は有名ですが、黒豹が人間になる展開は当時としては斬新でした。ナスターシャ・キンスキーがめっちゃ綺麗でエッチでした。黒豹に変身するには人間とのセックスが必要と、いつでも変身できる事がないのは不便だと思います。しかも、人間の姿に戻るにはセックスした相手を喰い殺さねばならないのです。恐怖シーンよりはエッチなシーンが目立ち、ナスターシャ・キンスキーが裸になるシーンが多かったです。ナスターシャ・キンスキーが黒豹に変身するシーンや、ジョーが腕を喰いちぎられるシーンや、黒豹の解剖のシーンなど特殊メイクは良く出来ていてたのは印象的でした。
■評価:★★★☆☆