映画「キング・オブ・コメディ」

キング・オブ・コメディ

■邦題:キング・オブ・コメディ
■原題:THE KING OF COMEDY
■上映時間:109分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ
■配給:松竹富士
■公開:1984/05
■監督:マーティン・スコセッシ
■製作:アーノン・ミルチャン
■製作総指揮:アーノン・ミルチャン
■脚本:ポール・D・ジマーマン
■撮影:フレッド・シュラー
■美術:ボリス・レヴィン
■編集:セルマ・スクーンメイカー
■音楽:ロビー・ロバートソン
■主演:ロバート・デ・ニーロジェリー・ルイス、ダイアン・アボット、サンドラ・バーンハード、シェリー・ハック、トニー・ランドール、エド・ハーリヒー、フレッド・デ・コルドヴァ、他
■ストーリー:
ニューヨークに住むパプキンは人気コメディアン、ジェリー・ラングフォードの大ファン。ある日、やはり熱狂的なラングフォード・ファンであるマーシャと知り合い、2人で大胆な作戦をくわだてる。なんとラングフォードを誘拐し、替わりにパプキンがTVショーに出演しようというのだ。ラングフォードを縛りあげ、TV局に向かうパプキンだが……。
■感想:
タクシードライバー」「レイジング・ブル」のマーティン・スコセッシ監督作品。コメディアン志望の一青年の偏執狂的な売名作戦を描く風刺喜劇。冒頭のTV局の裏口でマーシャが勝手にラングフォードの車に潜り込んでいるシーンは驚きの展開でした。狂気と暴走のロルパート・パプキン演じるロバート・デ・ニーは見事でした。ロルパート・パプキンは、家にまでスタジオを再現したり、妄想を見たりします。妄想の中でラングフォードに首を絞められるシーンは面白かったです。家でデモテープを録音中に母親の声が入ると怒るシーンは面白かったです。マーシャ演じるサンドラ・バーンハートもパプキン同様にいい味出してました。パプキンとマーシャでおもちゃの銃で、ラングフォードを誘拐する展開は驚きました。ラストで、釈放されたロバート・デ・ニーロがTVに出演した時の嬉しそうな笑顔が印象的でした。
■評価:★★★★☆