映画「ブレーキ・ダウン」

ブレーキ・ダウン

■邦題:ブレーキ・ダウン
■原題:BREAKDOWN
■上映時間:93分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス
■配給:東宝東和
■公開:1998/01
始まりは何でもない車のトラブルだった…
あなたの後ろを走っているドライバーが 常人とは限らない。
全米を横断するハイウェイ「ルート15」で-- 最愛の妻が〈ら致〉された!
誰も信じてはくれない、誰も助けてはくれない……。

■監督:ジョナサン・モストウ
■製作:ディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス
■原案:ジョナサン・モストウ
■脚本:ジョナサン・モストウ、サム・モンゴメリー
■撮影:ダグ・ミルサム
■美術:ヴィクトリア・ポール
■衣装:テリー・ドレスバック
■編集:ゲウィン・ステット
■音楽:ベイジル・ポールドゥリス
■主演:カート・ラッセル、J・T・ウォルシュ、キャスリーン・クインラン、M・C・ゲイニー、ジャック・ノーズワージー、レックス・リン、リッチ・ブリンクリー、モイラ・ハリス、他
■ストーリー:
東海岸からカリフォルニアへ車で大陸を横断していたジェフとエイミーの夫婦。砂漠の真ん中で車が突然故障して立ち往生していた二人は親切なトラック運転手に出会う。新車を置き去りにする事に抵抗を感じたジェフは、トラック運転手が立ち寄るというダイナーまでエイミーを送ってもらい、そこから修理屋を呼ぶ事にした。しばらく経つと、車の故障が単に配線が抜けていただけの事と判明。エイミーが待つダイナーへと車を走らせるジェフ。だがそこに妻の姿はない。店の主人に聞いても、誰も見ていないという。やがてエイミーを乗せたトラックを発見したジェフは運転手に詰め寄るが、驚いた事にその運転手はジェフの事もエイミーの事も知らないと言うのだ。たまたま通りかかった警官に事情を説明するが、まともに取り合ってはくれない。何が起きているのか判らないままダイナーへと戻ったジェフは、そこで一人の若者から妻が男たちに連れ去られたと聞かされる。わずかな情報を頼りに、男たちが行ったであろう河沿いの道を急ぐジェフ。だがそこに現れた男はジェフにいきなり発砲してきた。そして車ごと河にダイブしてなんとか逃げようとしたジェフの前に現れたのはあのトラック運転手だった……。
■感想:
ジョナサン・モストウ監督デビュー作品。旅の途中、見知らぬ砂漠の土地で失踪した妻を追う男の姿を描いたサスペンス・スリラー。テンポがよく一気にラストまで進んで行く展開にグイグイと引き込まれます。出てくる奴らが全て怪しい奴に見える演出も良かったです。ハゲの警察官でさえも怪しい奴に見えました。銀行のシーンで他にも仲間がいそうでしたが、結局関係なかっいたのは残念でした。クライマックスの車4台でのカーチェイスは見応えあります。車が転倒しただけで大爆発をおこす演出は凄いです。ラストで妻がトレーラーを橋から犯人の上に落としたシーンはスッキリしました。アメリカでは本当にありそうな展開なので、よけいに恐ろしく感じました。
■評価:★★★★☆