映画「バンテージ・ポイント」

バンテージ・ポイント

■邦題:バンテージ・ポイント
■原題:VANTAGE POINT
■上映時間:90分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス、アクション
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2008/03/08
目を凝らせ――。
■監督:ピート・トラヴィス
■製作:ニール・H・モリッツ
■製作総指揮:カラム・グリーン、タニア・ランドー、リンウッド・スピンクス
■脚本:バリー・L・レヴィ
■撮影:アミール・モクリ
■美術:ブリジット・ブロシュ
■衣装:ルカ・モスカ
■編集:スチュアート・ベアード
■音楽:アトリ・オーヴァーソン
■字幕:松浦美奈
■主演:デニス・クエイドマシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー、サイード・タグマウイ、エドゥアルド・ノリエガエドガー・ラミレスアイェレット・ゾラーシガーニー・ウィーヴァーウィリアム・ハートゾーイ・サルダナブルース・マッギル、ジェームズ・レグロス、リチャード・T・ジョーンズ、ホルト・マッキャラニー、レオナルド・ナム、他
■ストーリー:
テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペインのサラマンカ。大観衆を集めた広場では、アシュトン米大統領によるスピーチが行なわれようとしていた。だが、演説が始まろうとした矢先、一発の銃声が轟き、大統領が狙撃されてしまう。続いて爆発も発生し、一瞬にして広場が混乱状態に陥る中、シークレット・サービスのトーマスとケントは狙撃犯の捜索に奔走する。そして、市長を護衛していた地元刑事エンリケの証言や、観光客のハワードが収めていたビデオカメラの映像などから、複数の容疑者が浮上するのだが…。
■感想:
2008年15本目の劇場鑑賞です。公開当日観ました。ピート・トラヴィス監督デビュー作品。一発の凶弾が巡る真実を追った豪華キャスト競演のサスペンス・アクション。大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描く。TVプロデューサーのレックスの視点、シークレットサービスのバーンズの視点、サラマンカ市警察官のエンリケの視点、アメリカ人旅行者のハワードの視点など、同じ時間を何度も繰り返して別の視点から見せる手法が斬新でした。元の時間に戻る方法がフィルムを巻き戻す演出は面白かったです。ケント・テイラー演じるマシュー・フォックスが意外な行動をとりますが、説明不足の部分もあったのが残念でした。犯人グループの背景をもう少し丁寧に描き込んで欲しかったと思います。シガーニー・ウィーヴァーは思ったより登場シーンが少なかったです。フォレスト・ウィッテカーはいい味出してました。クライマックスのカーチェイスは見応えありました。
■評価:★★★★☆