映画「チェンジリング」

チェンジリング

■邦題:チェンジリング
■原題:CHANGELING
■上映時間:142分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ミステリー、ドラマ
■配給:東宝東和
■公開:2009/02/20
どれだけ祈れば、
あの子は帰ってくるの──?

■監督:クリント・イーストウッド
■製作:クリント・イーストウッドブライアン・グレイザーロン・ハワードロバート・ロレンツ
■製作総指揮:ティム・ムーア、ジム・ウィテカー
■脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
■撮影:トム・スターン
■プロダクションデザイン:ジェームズ・J・ムラカミ
■衣装デザイン:デボラ・ホッパー
■編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・ローチ
■音楽:クリント・イーストウッド
■字幕:松浦美奈
■主演:アンジェリーナ・ジョリージョン・マルコヴィッチジェフリー・ドノヴァンコルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアンマイケル・ケリー、他
■ストーリー:
1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。
■感想:
2009年13本目の劇場鑑賞です。「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」のクリント・イーストウッド監督作品。1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察の非道な圧力に屈することなく真実を追及していくシングルマザーの長きに渡る孤独な闘いを綴る。実際に起きた事件を映画化されてますが、この様な事実があったのには大変驚きました。タイトルの「チェンジリング」は、「取り換えられた子供」という意味だそうです。誘拐された息子を捜索してもらいたい一心で、警察の腐敗と戦うシングル・マザーのクリスティン・コリンズ演じるアンジェリーナ・ジョリーの演技が素晴らしく、グスタヴ・ブリーグレブ牧師演じるジョン・マルコヴィッチやJ・J・ジョーンズ警部演じるジェフリー・ドノヴァンも良かったです。1920年代のロサンゼルスの街並みもよく再現されていたと思います。
■評価:★★★★☆