映画「レスラー」

レスラー

■邦題:レスラー
■原題:THE WRESTLER
■上映時間:109分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ
■配給:日活
■公開:2009/06/13
人生は過酷である、ゆえに美しい。
■監督:ダーレン・アロノフスキー
■製作:スコット・フランクリン、ダーレン・アロノフスキー
■製作総指揮:ヴァンサン・マルヴァル、アニエス・メントレ、ジェニファー・ロス
■脚本:ロバート・シーゲル
■撮影:マリス・アルベルチ
■プロダクションデザイン:ティム・グライムス
■衣装デザイン:エイミー・ウェストコット
■編集:アンドリュー・ワイスブラム
■音楽:クリント・マンセル
■音楽監修:ジム・ブラック、ゲイブ・ヒルファー
■主題歌:ブルース・スプリングスティーン
■出演:ミッキー・ロークマリサ・トメイエヴァン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーヴンス、ジュダ・フリードランダー、アーネスト・ミラー、ディラン・サマーズ、他
■ストーリー:

ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。急に戸惑いと不安で心細くなったランディは、馴染みの年増ストリッパー、キャシディに心の安らぎを求めたり、長らく疎遠となっていた娘ステファニーとも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。
■感想:
レクイエム・フォー・ドリーム」「ファウンテン 永遠につづく愛」のダーレン・アロノフスキー監督作品。かつて栄光のスポットライトを浴びた人気プロレスラーの孤独な後半生を、自らの波瀾万丈の俳優人生と重ね合わせて哀愁いっぱいに熱演し賞賛された感動の人生ドラマ。低予算で撮影された本作は、ドキュメンタリータッチかのように、ランディの背後を付いて回るカメラワークでした。本作は、「ロッキー・ザ・ファイナル」みたいな華々しい復活劇ではありませんでした。プロレスはショーで、シナリオ通りに行われるパフォーマンスと聞いたことがありましたが、実際映画でも試合前に勝ち方を決める光景は微笑ましい。クライマックスの一戦は、いつ心臓発作起こすのではないかとハラハラさせられます。コーナーポストからダイブするランディ、そして幕切れとなる印象的なラストでした。
■評価:★★★★★

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