映画「インビクタス/負けざる者たち」

インビクタス/負けざる者たち

■邦題:インビクタス/負けざる者たち
■原題:INVICTUS
■上映時間:134分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、伝記、スポーツ
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■公開:2010/02/05
ひとつの願いが、
ほんとうに世界を変えた物語。

■監督:クリント・イーストウッド
■製作:ロリー・マクレアリー、ロバート・ロレンツ、メイス・ニューフェルド、クリント・イーストウッド
■製作総指揮:モーガン・フリーマン、ティム・ムーア
■原作:ジョン・カーリン
■脚本:アンソニー・ペッカム
■撮影:トム・スターン
■プロダクションデザイン:ジェームズ・J・ムラカミ
■衣装デザイン:デボラ・ホッパー
■編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ
■音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
■字幕:松浦美奈
■出演:モーガン・フリーマンマット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン、ジュリアン・ルイス・ジョーンズ、アッジョア・アンドー、マルグリット・ウィートリー、レレティ・クマロ、パトリック・リスター、ペニー・ダウニー、他
■ストーリー:
1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネルソン・マンデラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、ネルソン・マンデラ南アフリカ初の黒人大統領に就任する。しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと捉える。彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャプテン、フランソワを官邸に招き、国を一つにまとめるためにW杯での優勝が欠かせないと訴えかける。戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれたフランソワは、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指してチームを引っ張っていくのだが…。
■感想:
2010年12本目の劇場鑑賞です。「チェンジリング」「グラン・トリノ」のクリント・イーストウッド監督作品。アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイト撤廃後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりをネルソン・マンデラ大統領と代表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生える絆を軸に描き出す。フィクションであれば出来すぎた内容で呆れてしまいますが、これが実話に基づいているのが驚きです。ラグビーワールドカップの結果も知らなかったので奇跡の初優勝の結果にはほんとに驚きました。日本がニュージーランドに歴史的大敗をした事は初めて知りました。モーガン・フリーマンネルソン・マンデラ本人からの指名があるほど、似ていたと思います。最後に2019年、ラグビーW杯の日本開催が決定したみたいですね。
■評価:★★★★☆