映画「ザ・ウォーカー」

ザ・ウォーカー

■邦題:ザ・ウォーカー
■原題:THE BOOK OF ELI
■上映時間:118分
■製作国:アメリ
■ジャンル:SF、アクション、サスペンス
■配給:角川映画、松竹
■公開:2010/06/19
運べ、西へ。
世界に残る
たった一冊の本を──。

■監督:アレン・ヒューズアルバート・ヒューズ
■製作:ジョエル・シルヴァー、ブロデリック・ジョンソン、アンドリュー・A・コソーヴ、デヴィッド・ヴァルデス、デンゼル・ワシントン
■製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ、スーザン・ダウニー、エリック・オルセン
■脚本:ゲイリー・ウィッタ
■撮影:ドン・バージェス
■プロダクションデザイン:ゲイ・バックリー
■衣装デザイン:シャレン・デイヴィス
■編集:シンディ・モロ
■音楽:アッティカス・ロス
■音楽監修:デヴァ・アンダーソン
■字幕:林完治
■出演:デンゼル・ワシントンゲイリー・オールドマンミラ・クニスレイ・スティーヴンソンジェニファー・ビールスフランシス・デ・ラ・トゥーアマイケル・ガンボントム・ウェイツエヴァン・ジョーンズ、ジョー・ピングー、クリス・ブラウニング、リチャード・セトロン、ラティーフ・クラウダー、マルコム・マクダウェル、他
■ストーリー:
イーライという名の謎の男は、崩壊したアメリカ大陸の荒野を西に向かって歩き続けていた。ある本を携えて。その本は、いまや世界にこのただ一冊となっていた。イーライは、その本に近づこうとする者は容赦なく斬り捨てた。そんな中、とある町に立ち寄ったイーライ。そこは、カーネギーという男が独裁者として君臨する町。彼は、ある本を探していた。その本があれば世界を支配できると考えていた。やがて、イーライの本こそが、目的の本だと確信するカーネギーだったが…。
■感想:
2010年40本目の劇場鑑賞です。「フロム・ヘル」「ニューヨーク、アイラブユー」のザ・ヒューズ・ブラザーズ監督作品。文明が崩壊した終末世界のアメリカ大陸を舞台に、世界に一冊だけとなったある本を襲撃者から守り、西へと運ぶ謎めいた男の姿を、ハードなバイオレンスとスタイリッシュな映像で描き出す。文明が崩壊した終末世界のスタイリッシュな映像美は必見。本格的なアクションを披露する強いデンゼル・ワシントンはカッコよく、座頭市を思い起こされる殺陣描写は見応えありました。老夫婦の住む荒野の一軒家に立てこもったイーライたちが、カーネギーの追っ手たちと繰り広げる壮絶な銃撃戦は見応えあって、撃ち合っている同士の間をカメラがグルッと一周するというカメラワークはシビレました。世界に一冊だけとなったある本をは、ストーリーが進むに中で如々に明らかになっていき、その本は聖書だったのですが、ただの聖書ではなく点字の聖書というのは驚きました。目的地でマルコム・マクダウェルの登場は意外で驚きました。
■評価:★★★★☆