映画「ザ・ロード」

ザ・ロード

■邦題:ザ・ロード
■原題:THE ROAD
■上映時間:112分
■製作国:アメリ
■ジャンル:SF、ドラマ、サスペンス
■配給:ブロードメディア・スタジオ
■提供:ブロードメディア・スタジオハピネット
■公開:2010/06/26
父には息子が、息子には父が全てだった。
それぞれが、相手の全世界となって──。

■監督:ジョン・ヒルコート
■製作:ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴ・シュワルツ
■製作総指揮:トッド・ワグナー、マーク・キューバン、マーク・バタン、ラッド・シモンズ
■原作:コーマック・マッカーシー
■脚本:ジョー・ペンホール
■撮影:ハビエル・アギーレサロベ
■プロダクションデザイン:クリス・ケネディ
■衣装デザイン:マーゴット・ウィルソン
■編集:ジョン・グレゴリー
■音楽:ニック・ケイヴウォーレン・エリス
■字幕:松浦美奈
■出演:ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、ロバート・デュヴァルガイ・ピアースシャーリーズ・セロンモリー・パーカー、ギャレット・ディラハント、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、他
■ストーリー:
文明が崩壊して10年あまり。空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。
■感想:
2010年41本目の劇場鑑賞です。「亡霊の檻」「プロポジション -血の誓約-」のジョン・ヒルコート監督作品。文明が崩壊し荒廃したアメリカ大陸をひたすら南を目指して旅を続ける一組の父子を主人公に、飢えや寒さ、さらには人肉さえ口にする暴徒たちの襲撃から我が身を守る極限のサバイバルの行方と、そんな過酷な状況でも最愛の息子の無垢な心を守り通し、人間らしさを失うまいと振る舞い続ける父親の無限の愛を描き出す。明が崩壊し荒廃したアメリカ大陸をひたすら南を目指して旅を続ける一組の父子が描かれていますが、先日観た「ザ・ウォーカー」も文明が崩壊した終末世界を描かれています。これほど似た設定の作品が同時期に公開されるのは過去にも1度あったのを覚えてます。主人公の親子に名前がついてないのですが、この物語で唯一名前を持つ人物がロバート・デュバル扮するイーライで、「ザ・ウォーカー」の主人公の名前も同じイーライでした。ラストで子が出会う復員軍人がガイ・ピアースだと気づきませんでした。分かってしまうと安心してしまうので、分からなかった点は良かったです。
■評価:★★★★☆