映画「アイデンティティー」

アイデンティティー

■邦題:アイデンティティ
■原題:IDENTITY
■上映時間:90分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2003/10/25
■監督:ジェームズ・マンゴールド
■製作:キャシー・コンラッド
■製作総指揮:スチュアート・M・ベッサー
■脚本:マイケル・クーニー
■撮影:フェドン・パパマイケル
■美術:マーク・フリードバーグ
■編集:デヴィッド・ブレナー
■衣装:アリアンヌ・フィリップス
■音楽:アラン・シルヴェストリ
■字幕:森泉佳世子
■主演:ジョン・キューザックレイ・リオッタレベッカ・デモーネイ、アマンダ・ピートジョン・ホークスアルフレッド・モリナ、クレア・デュヴァル、ウィリアム・リー・スコット、プルイット・テイラー・ヴィンス、ジョン・C・マッギンレー、ブレット・ローア、レイラ・ケンズル、ジェイク・ビューシイ、カーメン・アルジェンツィアノ、マーシャル・ベル、他
■ストーリー:
記録的な豪雨。行き場を失った10人が、次々とモーテルに集まる。夫婦と子供。女優と運転手。娼婦。1組のカップル。そして、最後の客となったのは、移送中の囚人と刑事だ。事故、殺人。彼らは次々と命を失ってゆく。死体の傍らには、必ずモーテルの鍵が。10、9、8…と死の順番をカウントダウンするかの様に置かれていた。さらに忽然と全ての死体が消え、謎は深まる。やがて、ある共通点があると判明する。全員が5月10日生まれであること。州に関係する名前を持つこと。一体、誰が仕組んだのか?目的は、何なのか?
■感想:
17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」のジェームズ・マンゴールド監督作品。嵐の夜、一軒のモーテルで身動きのとれない11人の男女が一人ずつ謎の死を遂げていく恐怖をミステリアスに描いたサイコ・スリラー。本作は前情報なしで観ることをお勧めします。舞台がモーテルで登場人物が、テンポよく何者かに殺されていく展開は面白い。個性的な俳優陣も魅力的。正義感の強いジョン・キューザックに、期待を裏切らないレイ・リオッタ、美しすぎるレベッカ・デモーネイ。囚人への審問シーンの挿入や、生年月日が一緒、死体が消えることなど非現実的な要素を出すことで、観客へオチが読める要素を提示しています。タイトルの“アイデンティティ”の意味を分かっていると、理解できてしまう映画でありました。
■評価:★★★★☆