映画「ヴィドック」

ヴィドック

■邦題:ヴィドック
■原題:VIDOCQ
■上映時間:98分
■製作国:フランス
■ジャンル:ミステリー
■配給:アスミック・エース
■公開:2002/01/12
■監督:ピトフ
■製作:ドミニク・ファルジア、オリヴィエ・グラニ
■製作総指揮:オリヴィエ・グラニ
■脚本:ジャン・クリストフグランジェ、ピトフ
■撮影:ジャン=ピエール・ソヴェール、ジャン=クロード・ティボー
■編集:ティエリー・オス
■美術:ジャン・ラバス
■音楽:ブリュノ・クーレ
■字幕:寺尾次郎
■出演:ジェラール・ドパルデュー、ギヨーム・カネ、イネス・サストレ、アンドレ・デュソリエ、エディット・スコブ 、ムサ・マースクリ、ジャン=ピエール・ゴズ、イザベル・ルノー、ジャン=ポル・デュボワ、アンドレ・ハンヴェルン、ジル・アルボナ、ジャン=マルク・ティボー、フランソワ・シャトー、エルザ・キコイーヌ、フレッド・ウリス、リュカントワアーヌ・ディケロ、アコニオ・ドーロ、ナタリー・ベキュー、ピエール・マシュレーズ、ミシェル・ルフェーヴル、ドミニク・ザルディ、他
■ストーリー:
1830年7月24日、その日パリの街にはヴィドックの死を伝える新聞の見出しがあふれていた。もともとは華麗な大泥棒、しかし後に国家安全保障を率い、警視総監に感謝状を送られるまでになった英雄ヴィドック。彼は街外れのガラス工場で謎の怪人と戦い、そして燃え盛る釜戸の中へ突き落とされ、その命を落としたのだった。その知らせを聞いたヴィドックの相棒だったニミエはひどく酒に酔っていた。そこへ、エチエンヌ・ボワッセと名乗る男がやってくる。ヴィドックから伝記の執筆以来を受けていた作家だという彼は、ヴィドックを殺した犯人を一緒に探し、伝記を完成させ、そしてヴィドックの復讐をしようとニミエに持ちかける。そして2人は、ヴィドックの死の真相を探るべく、捜査を開始する…。
■感想:
ピトフ監督デビュー作品。フランス人なら誰もが知っている19世紀に実在したヒーロー、ヴィドックの冒険譚を独特の映像美でファンタジックに描いたゴシック・ミステリー。CGを駆使した独特の映像表現は素晴らしかったです。ヴィドックは最初と途中の回想シーンと最後だけしか出ないで、あとはヴィドックの伝記の執筆をする作家がメインです。ジェラール・ドパルデューが大きいからだでアクションをこなしてます。馬車での移動シーンも独特な描写でよかったです。ラストの展開には驚きました。謎の怪人の正体は一番犯人と思えない人が犯人というセオリーどおりでした。
■評価:★★★☆☆