映画「ラン・ローラ・ラン」

ラン・ローラ・ラン

■邦題:ラン・ローラ・ラン
■原題:LOLA RENNT
■上映時間:81分
■製作国:ドイツ
■ジャンル:ドラマ
■配給:パンドラ
■公開:1999/07
■監督:トム・ティクヴァ
■製作:シュテファン・アーント
■脚本:トム・ティクヴァ
■撮影:フランク・グリーベ
■編集:マティルデ・ボンフォイ
■美術:アレクサンダー・マナッセ
■衣装:モニカ・ヤコブ
■音楽:トム・ティクヴァ、ジョニー・クリメック、ラインホールド・ハイル
■字幕:石田泰子
■主演:フランカ・ポテンテモーリッツ・ブライブトロイ、ハーバート・ナップ、ニナ・ペトリ、アーミン・ローデ、ハイノ・フェルヒ、ヨアヒム・クロール、他
■ストーリー:
SOSの電話を受けた主人公・ローラが家を飛び出すオープニングから、思いもよらない結末まで、物語がスピーディに展開。主人公達の運命が、フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画面の分割、早送り、コマ落とし等、あらゆる手段を駆使した映像で語られる。ベルリン、夏。ローラの家に恋人マニから突然電話が掛かる。ボスの10万マルクを無くし、12時までに金を作らないと殺されると懇願するマニ。彼の悲痛な叫びを聞いたローラは、金を工面するため家を飛び出す。
■感想:
DVDで観ました。女性がただ走るという内容だけ知っていましたが、それ以外は全然知らない状態で観ましたが、これは面白かったです。タイムパラドックスのように3構成でテンポがよくストーリーが進んでいきます。同じ場面でもちょっとしたズレから因果関係を意外な方向へ展開していく時間軸がいいです。ローラが家から階段を降りるときのアニメーションや、道端ですれ違う人の一生をフラッシュバックで説明されるシーンは好きです。音楽もいい感じに融合しています。マニがせっかく浮浪者からお金を取り返したのに、浮浪者に銃を渡すのはなんで?と思いました。その銃でカジノで儲けた大金を持っているローラが脅されてお金取られるのではとも思いました。でも、何事もなく、ラストは三度目の正直ということだと思います。
■評価:★★★★☆