映画「アモーレス・ペロス」

アモーレス・ペロス

■邦題:アモーレス・ペロス
■原題:AMORES PERROS
■上映時間:153分
■製作国:メキシコ
■ジャンル:ドラマ、サスペンス
■配給:東京テアトル
■提供:altavista films
■公開:2002/02/02
■監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
■製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
■製作総指揮:フランシスコ・ゴンサレス・コンペアン、マルタ・ソサ・エリソンド
■脚本:ギジェルモ・アリアガ・ホルダン
■撮影:ロドリゴ・プリエト
■美術:ブリジット・ブロシュ
■衣装:ガブリエラ・ディアケ
■音楽:グスターボ・サンタオラヤ
■字幕:岡田壮平
■字幕監修:間宮敏行
■主演:エミリオ・エチェバリアガエル・ガルシア・ベルナルゴヤ・トレド、アルバロ・ゲレロ、バネッサ・バウチェ、ホルヘ・サリナス 、マルコ・ペレス、ロドリゴ・ムライ・ブリサント、ホセ・セファミ、ルルデス・エチェバリア、グスターボ・サンチェス・バラ、グスタボ・ムニオス、他
■ストーリー:
メキシコシティダウンタウンに住む青年オクタビオは、強盗を重ねては放蕩を続けている兄ラミロの妻スサナを密かに恋していた。ラミロの仕打ちに苦しむスサナもオクタビオには悩みを打ち明けるのだった……。スペインからやってきたモデル、バレリア。仕事も成功し、不倫相手のダニエルも妻と別居し、2人はマンションでの新たな生活を始めるのだったが……。初老の殺し屋エル・チーボのもとに新たな仕事の依頼が舞い込む。エル・チーボは殺す相手の行動を観察する一方、昔捨てた自分の娘の後を追い、こっそり家に忍び込む……。
■感想:
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督デビュー作品。ひとつの交通事故を起点に時間を前後して、兄嫁に恋した青年、手にしたはずのキャリアも恋人も一瞬にして失ったスーパーモデル、かつて妻と娘を捨て反政府組織に入り今や殺し屋となってしまった初老の男、それぞれの激しくも切ない愛の物語が展開するオムニバス風ドラマ。上映時間が153分というのは思っていたより感じませんでした。三つのエピソードの時間軸をずらした構成は「パルプ・フィクション」を思い出します。三つのエピソードに共通するのは、犬、愛、金、家族です。エピソードで一番好きなのは3話目でその次に好きなのは1話目です。2話目はイマイチでした。犬(リッチー)が穴に落ちてからのバレリアのヒステリーぶりにはイライラさせられました。3話目の腹違いの兄弟喧嘩の結末が気になります。
■評価:★★★★☆