映画「NOTHING ナッシング」

NOTHING ナッシング

■邦題:NOTHING ナッシング
■原題:NOTHING
■上映時間:89分
■製作国:カナダ・日本
■ジャンル:ミステリー・ファンタジー・コメディ
■配給:クロックワークス
■公開:2005/09/17
■監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
■製作:スティーヴン・ホーバン
■製作総指揮:ヴィンチェンゾ・ナタリ
■原案:デヴィッド・ヒューレット
■脚本:アンドリュー・ロウリー、アンドリュー・ミラー
■撮影:デレク・ロジャース
■編集:ミシェル・コンロイ
■衣装:アレックス・カバナー
■音楽:マイケル・アンドリュース
■特殊効果:ボブ・マンロー
■字幕:林完治
■主演:デヴィッド・ヒューレットアンドリュー・ミラー、ゴードン・ピンセント、マリ=ジョゼ・クローズ、アンドリュー・ロウリー、他
■ストーリー:
カナダのトロント。デイブとアンドリューは幼い頃からの親友同士。デイブは協調性が全くない自己中心男、一方のアンドリューは極度の心配性で家から出られない引きこもり。ルームメイトの2人は、デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受けることで、なんとか互いに助け合いながら生きていた。しかしそんなある日、2人はたび重なる不幸に見舞われ、ついには住み慣れた家からも追い出されようとしていた。すっかり何もかもが嫌になった2人は、思わず“放っといてくれ!”と叫ぶ。するとその瞬間から、驚いたことに彼らの周りから“無の世界”が広がっていくのだった…。
■感想:
レイトショーで観ました。「CUBE」「カンパニー・マン」の奇才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作ということなので観ました。感想「なんじゃこりゃ?」と思いました。主人公の2人は「CUBE」に出演されている方でした。観る前は周囲の人達だけが消えて建物とかは残ると思っていましたが、建物も何もかも全て消える展開には驚きました。全てが消えてからのデイブとアンドリューのやり取りはコントみたいで面白かったですが、何もない空間でのシーンが長く感じました。もう少し短くテンポがあればよかったと思います。何もない空間でピョンピョンと飛び跳ねるシーンは楽しそうです。ラストでお互いの消し合いで体が消えるシーンは「インビジブル」を思い出しました。エンドロールのあとのオチは笑えました。ほんまに何にもナシって感じの映画でした。万人向けではないです。「CUBE」の監督だからと期待すると肩透かしをくらいます。
■評価:★★★☆☆