映画「戦場のピアニスト」

戦場のピアニスト

■邦題:戦場のピアニスト
■原題:THE PIANIST
■上映時間:148分
■製作国:フランス、ドイツ、ポーランド、イギリス
■ジャンル:ドラマ、戦争
■配給:アミューズピクチャーズ
■公開:2003/02/15
■監督:ロマン・ポランスキー
■製作:ロベール・ベンムッサ、ロマン・ポランスキー、アラン・サルド
■共同制作:ジーン・グトウスキー
■製作総指揮:ティモシー・バーリル、ルー・ライウィン、ヘニング・モルフェンター
■原作:ウワディスワフ・シュピルマン
■脚本:ロナルド・ハーウッドロマン・ポランスキー
■撮影:パヴェル・エデルマン
■編集:ハーヴ・デ・ルーズ
■美術:ニーナ・ペクール
■衣装:アンナ・シェパード
■音楽:ヴォイチェフ・キラール
■字幕:松浦美奈
■主演:エイドリアン・ブロディトーマス・クレッチマンエミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード、モーリン・リップマン、フランク・フィンレイジェシカ・ケイト・マイヤー、ジュリア・レイナー、ワーニャ・ミュエス、トーマス・ラヴィンスキー、ヨアヒム・パウル・アスベック、ポペック、ルース・プラット、ロナン・ヴィバート、ヴァレンタイン・ペルカ、他
■アカデミー主演男優賞:エイドリアン・ブロディ
■ストーリー:
1939年9月、ポーランドナチス・ドイツが侵攻したこの日、ウワディクことウワディスワフ・シュピルマンワルシャワのラジオ局でショパンを演奏していた。街はドイツ軍に占拠され、ユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)へ強制移住させるなどの迫害が始まる。シュピルマン家も住み慣れた家を追われる。ゲットー内のカフェでピアノ弾きの職を得た彼は、様々な迫害に遭いながらも静かに時をやり過ごす。しかし、やがて一家を含む大量のユダヤ人が収容所へと向かう列車に乗せられる。その時、一人の男が列車に乗り込もうとしていたウワディクを引き留めた。
■感想:
「ナインスゲート」のロマン・ポランスキー監督作品。実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実体験を綴った回想録を基に、戦火を奇跡的に生き延びたピアニストとその生還に関わった人々の姿を、過剰な演出を抑え事実に基づき静かに力強く描く。めっちゃよかったです。アカデミー主演男優賞に選ばれたエイドリアン・ブロディの演技は素晴らしく、中でもエイドリアン・ブロディがピアノの演奏するシーンは必見です。脇役の人達の演技もよかったです。内容は淡々と進んでいきますが、戦争の残酷さがかなりリアルに表現されていて、銃殺や死体などの過剰な演出には驚きましたが、中でも子供の死体には驚きました。一つのキャラメルを家族で分けるシーンは悲しいです。後半のシュピルマン一人での逃亡劇は緊張感がありました。最後のドイツ人将校は、めっちゃ良い人でしたが、終戦後にシュピルマンがドイツ人将校を探す描写が少なかったのが残念です。
■評価:★★★★★

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