映画「ファイヤーフォックス」

ファイヤーフォックス

■邦題:ファイヤーフォックス
■原題:FIREFOX
■上映時間:136分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、サスペンス
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■公開:1982/07
■監督:クリント・イーストウッド
■製作:クリント・イーストウッド
■製作総指揮:フリッツ・メインズ
■原作:クレイグ・トーマス
■脚本:アレックス・ラスカー、ウェンデル・ウェルマン
■撮影:ブルース・サーティース
■特撮:ジョン・ダイクストラ
■編集:フェリス・ウェブスター、ロン・スパング
■美術:ジョン・グレイスマーク
■衣装:グレン・ライト
■音楽:モーリス・ジャール
■字幕:戸田奈津子
■主演:クリント・イーストウッド、デヴィッド・ハフマン、ウォーレン・クラーク、フレディ・ジョーンズ、ロナルド・レイシー、ステファン・シュナベル、ディミトラ・アーリス、他
■ストーリー:
イギリス秘密諜報局のケネス・オーブリーが、ソ連が最新鋭の戦闘機ミグ31を完成させ、近々政府首脳を前にテスト飛行をする、という情報を入手、NATO側がこの情報を基にミグ31の奪取作戦を展開することになった。そのミグ31を操縦し奪い去る任務がベトナム戦で活躍したミッチェル・ガントに課せられた。暗号名ファイヤーフォックスと名付けられたこの戦闘機は、最高速度マッハ6、アンチ・レーダー・システムを持ち、思考誘導兵器装置を装備するといった驚異的なジェット機で、NATO側がこれに匹敵する戦闘機を開発する場合、最低でも10年以上かかるというのだ。輸出代理業者になりすましてガントがモスクワのシェレメティエボ空港に降り立つ。
■感想:
「ブロンコ・ビリー」のクリント・イーストウッド監督作品。音速の6倍で飛行し、レーダーに影すら残さないソ連の戦闘機ミグ31を、アメリカ空軍の一軍人が盗むまでを描くクレイグ・トーマスのベストセラー小説(パシフィカ)の映画化。ファイヤーフォックスを奪うまでの前半の展開は、暗いスパイ物でかなりの緊張感があります。後半のファイヤーフォックスを奪ってからは、スカイアクションとなってます。クリント・イーストウッド演じるガントをモスクワで手助けする協力者の一人が、傷を負いながら逃げる途中に、頭上をファイヤーフォックスが飛び去っていくのを見て、銃で自決する姿が印象的でした。協力者なしではファイヤーフォックスを奪うのは無理な話でした。ラストのファイヤーフォックス2号機とのバトルは迫力ありました。ラストで後方に発射するミサイルで2号機を倒しますが、最初からそれを使えばいいのにと思いました。後方に発射するミサイルに命令する時に、アドバイスの言葉が聞こえたとき、「スター・ウォーズ」を思い出しました。
■評価:★★★★☆