映画「スタンド・バイ・ミー」

スタンド・バイ・ミー

■邦題:スタンド・バイ・ミー
■原題:STAND BY ME
■上映時間:89分
■製作国:アメリ
■ジャンル:青春、ドラマ
■配給:コロンビア・ピクチャーズ
■公開:1987/04
■監督:ロブ・ライナー
■製作:アンドリュー・シェインマン
■原作:スティーヴン・キング
■脚本:レイノルド・ギデオン、ブルース・A・エヴァンス
■撮影:トーマス・デル・ルース
■美術:デニス・ワシントン
■音楽:ジャック・ニッチェ
■字幕:菊地浩司
■主演:ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックスコリー・フェルドマンジェリー・オコンネルキーファー・サザーランドジョン・キューザックリチャード・ドレイファスフランシス・リー・マッケイン、他
■ストーリー:
オレゴン州キャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。12歳のゴーディは、文章を書くことに才能の片りんをのぞかせる感受性豊かな少年だった。彼には春に小学校を卒業以来、いつも一緒の3人の仲間がいた。リーダー格のクリス、大きなメガネをかけたテディ、ちょっとスローなバーン。性格も個性も違う4人だが、木の上に組み立てた小屋の中に集まってはタバコを喫ったり、ワイ談をしたり、少年期特有の仲間意識で結ばれていた。が、そんな彼らもそれぞれ家庭の問題をかかえている。ゴーディは、出来のよかった兄の事故死以来、両親がショックで立ち直らず、彼を邪剣にしており、クリスは、アル中の父、グレた兄という家庭環境の中で将来に不安を感じ、またテディは、ノルマンジー作戦の英雄だったが今は精神を病んでしまっている父へ屈折した想いを抱いている。ある日、バーンが耳よりの情報を持ってきた。ここ数日、行方不明になって話題となっている少年が、30キロ先の森の奥で列車にはねられ、その死体が野ざらしになっているというのだ。バーンはそれを、彼やクリスの兄たちがメンバーとなっている、エースをボスとする不良グループの会話から盗み聞きしたのだ。死体を発見したら町の英雄になれる!キャッスルロックという小さな世界しか知らなかった少年たちにとって、それは初めて体験する大冒険だった。
■感想:
「シュア・シング」のロブ・ライナー監督作品。森の奥にあるという事故死体を見に出かけた4人の少年たちの小さな冒険旅行を通して、少年期の特異な友情、そして訣別の姿をノスタルジックに描く。スティーブン・キング原作の「死体」の映画化。少年たちの死体探しの冒険がよく描かれていると思います。メンバー構成が非常にいいです。天才肌のゴーディ、リーダー格のクリス、大きなメガネをかけたテディ、ぽっちゃりでのんきなバーン。冒険も色々と見せ場があってよかったです。犬に追われたり、ヒルに刺されたり、交代で火の番をするなどですが、中でも橋の上で汽車に追われるシーンはドキドキしましたが、汽車も見えているのならスピードを落とせばいいのにと思ってしまいます。脇役で出演が少しだけですが、不良グループのエース役のキーファー・サザーランド、ゴーディの兄役のジョン・キューザック、ゴーディの大人役のリチャード・ドレイファスがいい味を出してました。エンド・クレジットのに流れる曲「Stand By Me」が最高によく、心地よい感動があります。この映画を観るとふと昔を振り返ってみたくなります。
■評価:★★★★★