映画「セイント」

セイント

■邦題:セイント
■原題:THE SAINT
■上映時間:116分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、サスペンス
■配給:UIP映画
■提供:パラマウント・ピクチャーズ
■公開:1997/06
■監督:フィリップ・ノイス
■製作:デヴィッド・ブラウン、ロバート・エヴァンス、ウィリアム・J・マクドナルド、メイス・ニューフェルド
■原作:レスリー・チャータリス
■脚本:ジョナサン・ヘンズリー、ウェズリー・ストリック
■撮影:フィル・メヒュー
■編集:テリー・ローリングス
■美術:ジョセフ・ネメック
■衣装:マルレーネ・スチュワート
■音楽:グレーム・レヴェル
■字幕:菊地浩司
■主演:ヴァル・キルマーエリザベス・シュー、レイド・セルベッジア、ヴァレリー・ニコラエフ、ヘンリー・グッドマン、エフゲニー・ラザレフ、イリーナ・アペジモワ、ピーター・ギネス、他
■ストーリー:
香港の厳格な孤児院で育ったジョン・ロッシは幼い頃、手先が器用なことが災いして目の前で初恋の少女を失った。その忌まわしい思い出を胸に刻んだまま大人になった彼は、サイモン・テンプラーと名乗る。彼は富豪になることを夢見て、得意の変装と華麗なテクニックで怪盗となり、国際的なお尋ね者となっていた。ロシア帝国を復活させ、最初の皇帝として君臨しようと野望を抱く石油王のイワン・トレティアックの金庫からマイクロチップを奪ったサイモンは、凶暴なイワンの息子イリヤとの死闘の末に、隙を見て逃亡に成功。得意の変装でモスクワを脱出した彼は、その後、再び変装してイワンと取り引きするが、低温核融合の方程式を完成した女性科学者エマ・ラッセル博士から方程式を盗み出すよう、逆に新たな依頼を受ける。イワンは新しいエネルギーを利用してロシア帝国を復活させて実権を握ったうえに、果ては世界征服をもくろんでいた。
■感想:
パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」のフィリップ・ノイス監督作品。ハイテクを駆使し、聖人の名を使った12人の男に変装する怪盗の活躍を描いたサスペンス・アクション。ヴァル・キルマーの12変装が見せ場のひとつでもあるけど、残念ながら全員ヴァル・キルマーに見えました。変装する前に本人になりきる練習のシーンは好きです。敵からの追われるシーンは緊張感があってよかったです。エリザベス・シューが大使館に逃げ込むシーンが緊迫感があって良かったです。ヴァル・キルマーが銃でシャンデリアを撃って衛兵の頭上に落とすが、落とすまで間があったのに衛兵が何もしないで待ってるのはヘンでした。ラストの展開が「ルパン三世」ぽくてよかった。ストーリーの中で、ラストの展開のような刑事との絡みがもっとあればよかったと思います。
■評価:★★★☆☆