映画「ファントム・オブ・パラダイス」

■邦題：ファントム・オブ・パラダイス
■原題：PHANTOM OF THE PARADISE
■上映時間：94分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：ミュージカル、ファンタジー
■配給：20世紀フォックス映画
■公開：1975/05
■監督：ブライアン・デ・パルマ
■製作：エドワード・R・プレスマン
■脚本：ブライアン・デ・パルマ
■撮影：ラリー・パイザー
■編集：ポール・ハーシュ
■美術：ジャック・フィスク
■特殊メイク：ジョン・チェンバース
■音楽：ポール・ウィリアムズ、ジョージ・アリソン・ティプトン
■主演：ポール・ウィリアムズ、ウィリアム・フィンレイ、ジェシカ・ハーパー、ジョージ・メモリー、ゲリット・グレアム、ロビン・マトソン、シェリル・スミス、他
■ストーリー：
自分の曲を盗作された上に無実の罪まで着せられた青年音楽家ウィンスロー。刑務所を脱走した彼は、レコードのプレス工場に忍び込んだ時、機械で顔半分を押しつぶされてしまう。仮面で顔を隠した彼は、恋する女性のために、劇場の屋根裏で作曲を続けるが……。復讐を望んでいながら、その純粋な心ゆえに再び騙されてしまう青年を描いた怪奇ロマン。
■感想：
「悪魔のシスター」のブライアン・デ・パルマ監督作品。幾度と無く映画化されている「オペラの怪人」をロック・ミュージカルとして翻案したデ・パルマの傑作。面白いです。テンポが良くスピーディーに話が進みます。ポール・ウィリアムズの音楽は良かったです。レコード会社の名前が「デス・レコード」でデザインが鳥が転がっているのは凄いセンスだと思います。ウィンスローがシンシン刑務所からの脱走するシーンは簡単だったので笑えました。ウィンスローの被るフクロウの仮面がかっこよかったです。「サイコ」のパロディなど面白かったです。オペラ「カンタータ」の前座の3人組の歌がお気に入りです。ウィンスローが自殺したときは終わり？と思いましたが、意外な展開が待ってました。スワンが不死身という設定は驚きましたが、「ルパンvs複製人間」のマモーに似てました。ラストは衝撃的であまりにも悲しい結末でした。
■評価：★★★★★