映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

ヒストリー・オブ・バイオレンス

■邦題:ヒストリー・オブ・バイオレンス
■原題:A HISTORY OF VIOLENCE
■上映時間:96分
■製作国:アメリカ、カナダ
■ジャンル:ドラマ、サスペンス
■配給:ムービーアイ
■提供:ニューライン・シネマ
■公開:2006/03/11
■監督:デヴィッド・クローネンバーグ
■製作:クリス・ベンダー、デヴィッド・クローネンバーグ、J・C・スピンク
■製作総指揮:ケント・オルターマン、ケイル・ボイター、ジョシュ・ブラウン、ジャスティス・グリーン、ロジャー・カス、トビー・エメリッヒ
■原作:ジョン・ワグナー、ヴィンス・ロック
■脚本:ジョシュ・オルソン
■撮影:ピーター・サシツキー
■編集:ロナルド・サンダース
■美術:キャロル・スピア
■衣装:デニース・クローネンバーグ
■音楽:ハワード・ショア
■字幕:風間綾平
■主演:ヴィゴ・モーテンセンマリア・ベロエド・ハリスウィリアム・ハート、アシュトン・ホームズ、ハイディ・ヘイズ、ピーター・マクニール、スティーヴン・マクハティ、グレッグ・ブリック、他
■ストーリー:
インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトム・ストールは、弁護士の妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店が拳銃を持った2人組の強盗に襲われる。しかしトムは驚くべき身のこなしで2人を一瞬にして倒してしまう。店の客や従業員の危機を救ったトムは一夜にしてヒーローとなる。それから数日後、片目をえぐられた曰くありげな男がダイナーに現われ、トムに親しげに話しかける。人違いだと否定するトムだったが、トムの過去を知るというその男は、以来執拗に家族につきまとい始める。
■感想:
2006年20本目の劇場鑑賞です。「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品。ある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを、リアルでショッキングな暴力描写とともに綴る衝撃のサスペンス・ドラマ。同名グラフィック・ノベルの映画化。冒頭の長回しのシーンは緊張感があり、引き込まれていきました。ストーリー展開は淡々として進んでいきますが、暴力描写は迫力ありました。ストーリーよりバイオレンス描写なのが15禁だと思います。ヴィゴ・モーテンセンエド・ハリスウィリアム・ハートの迫力のある演技は見ものです。ウィリアム・ハートの出番が少ないのは意外でしたが、それでもアカデミー賞のノミネートされる演技力は凄いです。それにしても、トムが強すぎたので、悪役達もあっけなく殺されるのは残念でした。トムの説明不足の部分も多く謎が残ったまま終わりました。上映時間が96分は短い気がしました。
■評価:★★★★☆