映画「ジャケット」

ジャケット

■邦題:ジャケット
■原題:THE JACKET
■上映時間:103分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス、ロマンス
■配給:松竹
■提供:マンダレイピクチャーズ、セクション・エイト
■公開:2006/05/20
■監督:ジョン・メイバリー
■製作:ジョージ・クルーニー、ピーター・グーバー、スティーヴン・ソダーバーグ
■製作総指揮:ベン・コスグローヴ、マーク・キューバン、ジェニファー・フォックス、アンディ・グロッシュ、オリ・マーマー、ティモシー・J・ニコラス、クリス・ロバーツ、ピーター・E・ストラウス、トッド・ワグナー
■原案:トム・ブリーカー、マーク・ロッコ
■脚本:マッシー・タジェディン
■撮影:ピーター・デミング
■編集:エマ・E・ヒコックス
■美術:アラン・マクドナルド
■衣装:ダグ・ホール
■音楽:ブライアン・イーノ
■字幕:栗原とみ子
■主演:エイドリアン・ブロディキーラ・ナイトレイクリス・クリストファーソンジェニファー・ジェイソン・リー、ケリー・リンチ、ブラッド・レンフロー、ダニエル・クレイグ、スティーヴン・マッキントッシュ、ブレンダン・コイル、マッケンジー・フィリップス、ジェイソン・ルイス、ローラ・マラーノ、他
■ストーリー:
1992年、湾岸戦争で重傷を負ったジャックは、その後遺症で記憶障害を抱えていた。ある日ヒッチハイクの旅に出た彼は、車の故障で立ち往生している母子に出会う。酔いつぶれた母親に代わり車を修理し、少女ジャッキーに自分の“認識票”をプレゼントするジャック。その後若い男の車に同乗させてもらった彼は、途中で事件に巻き込まれ、意識を失ってしまう。目を覚ましたジャックは警官殺しの罪で逮捕され、精神病院へと送られる。彼はベッカー医師による矯正治療を受けることになり、拘束衣を着せられ狭い引き出し棚に閉じ込められてしまう。暗闇の中で意識を失うジャック。そして意識を取り戻した時、彼は15年後の2007年にタイムスリップしていた。やがて彼はそこで美しいウェイトレスと出会うのだが…。
■感想:
2006年29本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」のジョン・メイバリー監督作品。1992年と2007年の2つの時を往き来しながら自らの死の謎を探る青年と、そんな彼と恋に落ちる孤独な女性の悲愴な運命をスリリングに描く。「バタフライ・エフェクト」と同じタイムトリップ系の映画でした。タイムトリップするのは拘束着(ジャケット)を着せられ精神病院の棺に入れられている間だけです。タイムトリップするのは2007年です。何故2007年にタイムトリップするのか説明はなく不明のままでした。死体安置所の狭いロッカーに閉じ込められるので、閉所恐怖症、暗所恐怖症の方は観ていて辛いかもしれません。タイムトリップを通じて警官殺害事件を可決するのかと思っていたら、自分の死の原因を探す展開でした。ジャック・スタークスは、エイドリアン・ブロディはハマリ役だと思います。キーラ・ナイトレイダニエル・クレイグクリス・クリストファーソンジェニファー・ジェイソン・リーもいい味だしてました。1992年に少女ジャッキーが再びジャック・スタークスと出会って、箱からドック・タグを取り出すシーンが好きです。ラストで輝く光明をふりかけた切ないシーンは印象的でした。
■評価:★★★☆☆