映画「オーメン」

オーメン

■邦題:オーメン
■原題:THE OMEN
■上映時間:111分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:20世紀フォックス映画
■公開:1976/10
■監督:リチャード・ドナー
■製作:ハーヴェイ・バーンハード
■製作総指揮:メイス・ニューフェルド
■脚本:デイヴィッド・セルツァー
■撮影:ギルバート・テイラー
■編集:スチュワート・ベアード
■特殊効果:ジョン・リチャードソン
■美術:カーメン・ディラン
■音楽:ジェリー・ゴールドスミス
■字幕:清水俊二
■主演:グレゴリー・ペックリー・レミックデヴィッド・ワーナーハーヴェイ・スティーヴンスビリー・ホワイトロー、ホリー・パランス、レオ・マッカーン、アンソニー・ニコルズ、他
■ストーリー:
6月6日、午前6時、ローマの産院で、アメリカの外交官ロバート・ソーンの夫人キャサリンは、男の子を出産したが、その子は生まれるとすぐ死んだ。ロバートは、産院で知り合った神父から、同じ日、同じ時間に生まれた男の子を、死んだ子の身がわりにもらってほしいと頼まれた。その子の母は産後すぐに死んだのだった。ロバートは、妻にそのいきさつを話さず、その赤ん坊をもらいダミアンと名づけた。キャサリンはダミアンを自分の子と信じていた。やがて、ロバートは駐英大使としてロンドンに栄転しダミアンはすくすくと育った。ダミアンの5歳の誕生日のガーデン・パーティの庭で、ダミアンは1匹の犬を魅せられたように見つめていた。その時、ダミアンの若い乳母が出席者の目前で屋上から「ダミアン見て!」と叫び、首を吊って死んだ……。
■感想:
「君は銃口/俺は引金」「おませなツインキー」のリチャード・ドナー監督作品。駐英アメリカ人大使夫妻の養子が、5歳の誕生日を迎えてから、次々と勃発する不吉な事件を描いた恐怖映画。好きなホラー映画の1本です。適度に配分された殺人シーンが、斬新でどれも印象に残ります。中でもジェニングスがガラスで首を切断するシーンはショッキングでした。このシーンに纏わる話しで、ジョン・リチャードソンは恋人とドライブ中に正面衝突の事故に遭って、恋人は首を切り落とした出来事があり、特殊効果担当のジョン・リチャードソンはジェニングスがガラスで首を切断するシーンを考え出した責任者で、事故の時、車の走行計は66.6キロだったらしい。偶然かもしれませんが。ラストで振り向いたダミアンの笑顔は印象的ですが、ダミアンの父親が大統領というのは謎です。ジェリー・ゴールドスミスのスコアも映画の全体的な恐怖感を出しているのがいいです。
■評価:★★★★★