映画「サンゲリア」

サンゲリア

■邦題:サンゲリア
■原題:SANGUELLIA
■上映時間:91分
■製作国:イタリア、アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:東宝東和
■公開:1980/05/24
■監督:ルチオ・フルチ
■製作:ウーゴ・トゥッチ、ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
■脚本:エリザ・ブリガンティ
■撮影:セルジオ・サルヴァティ
■特撮監修:ジャンネット・デ・ロッシ
■特殊効果:ジノ・デ・ロッシ
■特殊メイク:ジャンネット・デ・ロッシ
■音楽:ファビオ・フリッツィ、ジョルジョ・トゥッチ
■字幕:山崎剛太郎
■主演:イアン・マカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソン、オルガ・カルラトス、アウレッタ・ゲイ、他
■ストーリー:
ニューヨークの港内にある日、怪しげな帆船が漂着し、接近した巡視船のパトローラー2人が船内捜索のため乗り移った。が、突然、中から大男が現われ、1人が噛み切られ、他の1人は必死で拳銃を乱射し大男を射殺した。この事件はすぐに伝えられ、やがて、その船のオーナーである船長の娘アンがかけつけ、父親が3カ月前にアンチル列島に出かけたまま消息を断っていたことを明かした。事件の真相を探るために夜間に帆船に忍び込んだ新聞記者のピーターは、そこでアンと出会った。アンも又、真相を探ろうとしていたのだ。実は少し前にアンのもとに、父親から奇妙な手紙が届いていたのだ。その手紙は自分は奇病にかかり、モルモットにされ、生きてこの島を出られないだろう、という内容のものだった。
■感想:
地獄の門」「ビヨンド」のルチオ・フルチ監督作品。ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」と並ぶ、ゾンビ映画史における金字塔的作品。カリブ海に浮かぶ島で、疫病にかかって死んだ人間が、再び生き返って恐しい形相の怪人となり、生きた人間を喰い求めるという恐怖を描く。「ゾンビ」と「サンゲリア」と同じ動きをするゾンビですが、元々のゾンビになった原因が異なります。「ゾンビ」ではある惑星の大爆発の影響で地上の死者が甦るのにたいし、「サンゲリア」では疫病にかかって死んだ人間が、再び生き返かえります。ゾンビに噛まれた人間がゾンビになる設定は同じです。残酷描写が多いです。中でも目玉に木が刺さるシーンは衝撃的でした。他にはゾンビ対サメの対決、土の中から、次々に這い出る瞬間のゾンビ、ラストのニューヨークのマンハッタン島でのゾンビの行進など、印象的なシーンが多い作品でした。
■評価:★★★★★

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