映画「ゾンビ」

ゾンビ

■邦題:ゾンビ
■原題:ZOMBIE:DAWN OF THE DEAD
■上映時間:115分
■製作国:アメリカ、イタリア
■ジャンル:ホラー、アクション
■配給:日本ヘラルド映画
■公開:1979/03/
■監督:ジョージ・A・ロメロ
■製作:クラウディオ・アルジェント、アルフレッド・クオモ、リチャード・P・ルビンスタイン
■脚本:ジョージ・A・ロメロ
■撮影:マイケル・ゴーニック
■編集:ジョージ・A・ロメロ
■特殊メイク:トム・サヴィーニ
■音楽:ゴブリン、ダリオ・アルジェント
■字幕:野中重雄
■主演:デヴィッド・エムゲ、ケン・フォリースコット・H・ライニガーゲイラン・ロストム・サヴィーニ、デヴィッド・クロフォード、デヴィッド・アーリー、リチャード・フランス、ハワード・スミス、ダニエル・ディートリヒ、フレッド・ベイカー、ジェームズ・A・バフィコ、ロッド・スタウファー、他
■ストーリー:
20世紀末、アメリカ。大爆発を起こした惑星から発せられた特殊な光線により、死者が甦り、生者に襲いかかり、大パニック状態が起きていた。フィラデルフィアのスラム街。虐殺されたプエルトリコ人の死体が置かれている地下室に足を踏み入れたSWAT部隊のロジャーは、同じく隊員で黒人のピーターと共に、甦る死者の頭に弾丸を撃ち込んだ。死者が生者を襲うという異常な光景を目の当たりにしたロジャーとピーターは、テレビ局で働いている友人ステファンとその恋人フランと共にヘリコプターで、その町から逃れた。上空から見ると、地上では死者たちが、生者の肉を求めて行進しており、この状況はどこへ行っても続いていた。ひとまず、巨大なショッピングセンターの最上階の小部屋に陣取り、武器と食料を確保した。
■感想:
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生 」のジョージ・A・ロメロ監督作品。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」に次ぐ“リビング・デッド”プロジェクト第2弾。ある惑星の大爆発の影響で地上の死者が甦り、生者の肉を求めて彷徨するというSFミステリー映画。面白かったです。ただのスプラッターホラー映画に終わってないのがよかったです。友人がゾンビと化す恐怖感や全編に漂う世紀末の雰囲気がしっかり描かれてたと思います。トム・サヴィーニの特殊メイクによる残酷描写はよくできていました。トム・サヴィーニ本人も暴走族の役で出演していました。全編に流れるゴブリンの音楽も好きです。一番インパクトがあって驚いたのは、エレベーターの襲撃シーンです。エレベーターのドアが開いてゾンビが入ってくるシーンは必見です。ラストで、仲間の一人スティーヴンを演じるデイヴィッド・エンゲのゾンビの動きが一番リアルに見えました。
■評価:★★★★★