映画「ユナイテッド93」

ユナイテッド93

■邦題:ユナイテッド93
■原題:UNITED 93
■上映時間:111分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、サスペンス
■配給:UIP映画
■提供:ユニバーサル・ピクチャーズ、スタジオカナル
■公開:2006/08/12
■監督:ポール・グリーングラス
■製作:ポール・グリーングラス、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ロイド・レヴィン
■製作総指揮:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード
■脚本:ポール・グリーングラス
■撮影:バリー・アクロイド
■編集:クレア・ダグラス、リチャード・ピアソン、クリストファー・ラウズ
■美術:ドミニク・ワトキンス
■衣装:ダイナ・コリン
■音楽:ジョン・パウエル
■字幕:戸田奈津子
■主演:ハリド・アブダラ、ポリー・アダムス、オパル・アラディン、ルイス・アルサマリ、デヴィッド・アラン・ブッシェ、リチャード・ベキンス、スターラ・ベンフォード、オマー・バーデゥニ、スーザン・ブロンマート、レイ・チャールソン、クリスチャン・クレメンソン、ライザ・コロン・ザヤス、ゲイリー・コモック、ローナ・ダラス、デニー・ディロン、トリエスト・デュン、トリッシュゲイツ、ケイト・ジェニングス・グラント、ジェイミー・ハーディング、ピーター・ハーマン、タラ・ヒューゴ、マルセリーヌ・ヒューゴ、シェエン・ジャクソン、ジョー・ジャムログ、コーリイ・ジョンソン、J・J・ジョンソン、マサト・カモ、ベッキー・ロンドン、ピーター・マリンカー、ジョディー・リン・マクリントック、ナンシー・マクダニル、リビー・モリス、トム・オルーク、サイモン・ポーランド、デヴィッド・ラッシュ、エリック・レッドマン、マイケル・J・レイノルズ、ジョン・ロスマン、ダニエル・サウリ、レベッカ・スカル、クロー・シレーン、オリヴィア・サールビー、チップ・ジエン、レイ・ジンマーマン、他
■ストーリー:
2001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。
■感想:
2006年43本目の劇場鑑賞です。公開当日観ました。「ブラディ・サンデー」「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督作品。2001年9月11日、アメリカ国内の空港を飛び立った旅客機4機が、ほぼ同時にハイジャックされる。本作はこのユナイテッド航空93便に焦点を当て、家族との電話で自らの運命を悟った乗客たちが乗る機内での様子や、テロの事実に混乱しながらも被害を最小限に食い止めようと奔走する地上の航空関係者たちの緊迫のやり取りを極限の臨場感で描き出す衝撃のノンフィクション・サスペンス。実に重たい映画でした。話はドキュメンタリータッチで淡々と進んでいきます。イデオロギーではなく、乗員、乗客、テロリストもすべて平等に描かれていて、その時に起こった出来事を丁寧に徹底的に描かれています。手持ちカメラを使ったドキュメンタリー調の演出で、臨場感が伝わってきました。乗客が家族にお別れの言葉を言い残すシーンは何とも言えません。ユナイテッド93便の乗客の中に阪神タイガースファンの日本人がいる事は映画を観て初めて知りました。この映画で軍の無能なのが十分に伝わりました。
■評価:★★★★★