TV「マスターズ・オブ・ホラー/ハンティング」

ハンティング

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/ハンティング
■原題:MASTERS OF HORROR: PICK ME UP
■上映時間:58分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:ラリー・コーエン
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■原案:デヴィッド・J・スコウ
■原作:デヴィッド・J・スコウ
■脚本:デヴィッド・J・スコウ
■撮影:ブライアン・ピアソン
■編集:マーシャル・ハーヴェイ
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:ニコラス・パイク、ジェイ・チャタウェイ
■字幕:西村美須寿
■主演:マイケル・モリアーティ、ウォーレン・コール、トム・ピケット、ローレン・ランドン、フェアルーザ・バーク、マイケル・エクランド、マイケル・ペトローニ、ポール・アンソニー、クリスタル・ロウ、他
■ストーリー:
山中の定期ルートを走るバスが、数人の乗客を乗せたまま何かの故障で立ち往生する。一人旅の女性ステシアは、何時間も待つのをいやがってそこから歩き始めた。その後、故障中のバスに大型トラックが近づいてきた。運転手のウィーラーは、休憩所まで乗客を乗せて走り去るが、狡猾な本性をまもなく現し彼らをいとも簡単に殺害する。続いて、故障中のバスに残っていた人間に近づいてきたのが、カウボーイ・ハットを被ったシリアル・キラー、ウォーカーだった。彼の犯行は実にサディスティックだった。モーテルにようやく辿り着いたステシアが部屋でくつろいでいると、隣室にウォーカーがやってきた。そして間もなく、ウィーラーも同じモーテルにやってきて、ステシアのもう一つの隣室に宿泊することになった。ウィーラーとウォーカーはお互いを見るだけで、同じような臭いをかぎ取り、なんとか相手の心理を探ろうと話し始める。だが元夫にDVを受けた過去を持つステシアはウォーカーに異常な何かを感じ取り、そのモーテルを密かに逃げ出すのだが……。
■感想:
「悪魔の赤ちゃん」ラリー・コーエン監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。ヒッチハイカーの連続殺人犯であるウィーラーが、同乗を申し出た不幸なドライバーを殺害するヒッチハイカーのウォーカーに車に乗るように誘った為に、恐ろしいゲームが始まる。冒頭のガラガラヘビのシーンは好きです。話は殺し屋同士の獲物を巡って相手を出し抜こうとする展開です。お互いの殺し屋が相手の表情や会話から心理を探ろうとする場面は面白いです。ウィーラーとウォーカーの2人の殺し屋が登場しますが、誰が殺し屋かというのは安易に分かります。2人の特徴はヒッチハイクをするウォーカーとヒッチハイクを拾うウィーラーという設定が面白いと思います。ラスト展開は意外でした。
■評価:★★★☆☆