TV「マスターズ・オブ・ホラー/虫おんな」

虫おんな

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/虫おんな
■原題:MASTERS OF HORROR: SICK GIRL
■上映時間:60分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー、コメディ、ロマンス
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:ラッキー・マッキー
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■原案:ショーン・フッド
■脚本:ショーン・フッド、ラッキー・マッキー
■撮影:アッティラ・スザレイ
■編集:アンドリュー・コーエン
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:デヴィッド・ロペス、ベン・ボイヤー
■字幕:栗原とみ子
■主演:アンジェラ・ベティス、エリン・ブラウン、ジェシー・フルビク、マイク・マッキー、他
■ストーリー:
昆虫学修士をもつアイダ・ティーターは、昆虫の研究を仕事にしているだけでなく自宅に様々な虫を飼っていた。ある日、アイダの部屋の前に差出人不明の包みが置いてあり、中には見たこともない昆虫が入っていて、名前をミックと名付けた。だが容器から抜け出したミックはアイダの枕の中に潜んだ。アイダは以前から気になっていた若い女性ミスティに声をかけ、デートの約束をした。アイダの部屋にミスティが遊びにやってきて二人が体を重ねはじめると、枕の中からミックの体の一部が伸びミスティの耳の穴に侵入する。しばらくすると、ミスティの耳から不気味な分泌液が流れだし昆虫用の餌だけでなくペットの昆虫も食べてしまった。やがて、あの袋の差出人が恩師であるウォルフ教授であることが分かった。アイダ宛の手紙によれば、その昆虫は大変危険で寄生したホ乳動物を殺す場合もあるという。ちょうどその頃、アパートの管理人が階段から落ちて死ぬ事件が起きた……。
■感想:
「MAY -メイ-」のラッキー・マッキー監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。昆虫学者のアイダは自分に好意を寄せてくる女性と出会い、急速に恋に落ちる。しかしアイダが研究している珍しい昆虫が恋人を刺した時から、恐ろしい現象が次々と…。レズビアンの二人のロマンスに、怖ろしい昆虫が割り込み、奇妙な三角関係が描かれています。アイダ・ティーター演じるアンジェラ・ベティスは同監督の「MAY -メイ-」にも出演しています。ミスティ役のエリン・ブラウンは胸は小さいけど可愛かったです。エロティックな作品の出演ばかりなので驚きました。冒頭で凶暴な昆虫を素手であっさりと捕まえます。ミスティが虫に冒されていく展開は女性版「ザ・フライ」だと思います。なんで新種の虫なのにスグに研究所に持っていって研究しないのか思いました。虫は逃げ出した割には他の住民に被害が及ぶことなく、唯一被害にあったのは犬だけでした。ウォルフ教授が娘ミスティの為に行った事が裏目の結果となったオチになりました。
■評価:★★★☆☆