映画「テキサス・チェーンソー ビギニング」

テキサス・チェーンソー ビギニング

■邦題:テキサス・チェーンソー ビギニング
■原題:THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE: THE BEGINNING
■上映時間:92分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:ニューライン・シネマ、角川ヘラルド映画
■提供:プラチナムデューン・プロダクション
■公開:2006/11/11
■監督:ジョナサン・リーベスマン
■製作:マイケル・ベイ、マイク・フレイス、アンドリュー・フォーム、ブラッドリー・フラー、キム・ヘンケル、トビー・フーパー
■製作総指揮:ジェフリー・アラード、トビー・エメリッヒ、マーク・オーデスキー、ガイ・ストーデル
■原案: シェルダン・ターナー、デヴィッド・J・スコウ
■脚本:シェルダン・ターナー
■撮影:ルーカス・エトリン
■美術:マルコ・ルベオ
■衣装:マリアン・セオ
■編集:ジム・メイ、ジョナサン・チブナル
■音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
■字幕:森田恵
■主演:ジョーダナ・ブリュースター、マシュー・ボーマー、テイラー・ハンドリー、ディオラ・ベアード、アンドリュー・ブリニアースキー、R・リー・アーメイ、リー・ターゲセン、シーアー・バッテン、マリエッタ・マリク、テレンス・エヴァンス、リュー・テンプル、他
■ストーリー:
ベトナム戦争が激化する1969年。18歳のディーンとその兄エリックは、ベトナムへと旅立つ前の最後の週末に、それぞれのガールフレンド、ベイリーとクリッシーを伴いテキサス縦断の旅へと繰り出した。しかし途中で、暴力的なバイカーのカップル、ホールデンとアレックスに出くわし、追ってくる彼らから逃げようとして、4人の乗った車は事故に遭ってしまう。車外に投げ出されたクリッシーが茂みに隠れ様子をうかがっていると、車内に取り残された3人がアレックスに脅されているところに、保安官のホイトがやって来る。そして、いきなりアレックスを射殺し、エリックたち3人をパトカーの後部座席に押し込むと、そのまま連れ去ってしまうのだった…。
■感想:
2006年63本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「 黒の怨(うらみ)」のジョナサン・リーベスマン監督作品。トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」をリメイクしたサスペンス・ホラーの続編。前作より過去にさかのぼり、恐るべき殺人鬼レザーフェイス誕生の秘密を明らかにする。殺人鬼レザーフェイス誕生やヒューイット家の事が丁寧に描かれていましたが、それ以外はいつもの若者4人を襲う内容でした。冒頭の食肉処理工場で仕事中に血まみれの床でトーマスが生まれますが、まさかゴミ容器に捨てられるとは思ってませんでしたが、偶然にもヒューイット家に拾われます。オープニングで子供から大人になるまでが描かれてました。殺人の切欠は食肉処理工場の閉鎖からでした。チャーリーが何故保安官の格好をしてホイトと名乗る理由や、ヒューイット一家が人肉を食べる理由や、モンティが両足がなく車椅子で生活している理由や、トーマスが人肉通に目覚めた理由が丁寧に描かれていました。運の悪い若者4人と暴走族の2人は生贄状態で救い様のない展開で、詰めも甘く、観ていてイライラするシーンも所々ありました。痛々しい描写が多かったです。「テキサス・チェーンソー」にはなかった、ヒューイット一家勢揃いの晩餐シーンが描かれていたのは良かったです。ヒューイット一家は狂気の人たちではあありますが、日本では失われつつある家族の絆は守られていました。是非、ヒューイット一家の最後の出来事も製作して欲しいです。
■評価:★★★★☆