映画「バタリアン2」

バタリアン2

■邦題:バタリアン2
■原題:THE RETURN OF THE LIVING DEAD PART II
■上映時間:91分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:東宝東和
■公開:1987/12
■監督:ケン・ウィーダーホーン
■製作:トム・フォックス、ウィリアム・S・ギルモア
■製作総指揮:ダン・オバノン
■原作:ダン・オバノン
■脚本:ケン・ウィーダーホーン
■撮影:ロバート・エルスウィット
■特殊メイク:ケニー・マイヤーズ
■音楽:ウラジミール・ホルンツィ
■字幕:進藤光太
■主演:トム・マシューズ、ジェームズ・カレン、サリー・スマイス、マイケル・ケンワーシー、ダナ・アッシュブルック、マーシャ・ディートライン、他
■ストーリー:
軍トラックがゾンビ・ガスを運送中、ドラムカン1つを落して走り去った。ジェシーら3人の少年がそれを見つけた。ジェシーを除く2人はカンを叩き、もれたガスを吸い、やがて変身していく。ガスは墓場へ流れ出し、雨が降ってガスは地中へ。おかげで死人が甦えった。納骨堂に死体を盗みに来ていたエド、ジョーイと彼の恋人ブレンダは死人に追いかけられ、ジェシーの家へ逃げ込む。ジェシーの話を信じなかった姉のルーシー、TV修理屋トムも、死人の群れを見て、あわてて逃げ出す。
■感想:
「他人の眼」のケン・ウィーダーホーン監督作品。「バタリアン」の続編。死体をゾンビ化させてしまうガス缶を発見したジェシーとその仲間たち。3人がドラム缶を叩いてるうちにガスが噴出、地中へと溶け込んでいったガスは、墓場に埋められた死体を蘇らせてしまう…。傑作だった“バタリアン”の続編なんだが、特に面白いわけでもないし、古い作品なのでネタバレありでも問題ないと思う。前作のダン・オバノン監督がノータッチ。公開当時に続編なのに前作で死んだ、“トム・マシューズ”と“ジェームズ・カレン”のコンビが再び出演していたので、「何故生きている?」と混乱したことを覚えてる。役者さんの使い回しはやめて欲しい。二人とも違う役なのにガスを吸い込む始末。ストーリーは、軍が誤って落とした容器からガスが噴出して、死体たちが蘇るという流れは一緒で続編に見えない。またしても、“オバンバ”や“タールマン”みたいなのが登場するが、前作ほどのインパクトはなかった。前作よりコメディタッチで描かれているが、笑えないのは残念である。ゾンビの群れは最後に高圧電流で感電死させて倒すが、ビリビリ中に“マイケル・ジャクソン”の格好をしたゾンビが現れて、少しスリラーを踊って死んだのは唯一クスッとしたシーン。これでも、公開当時は“バタリアン”の続編ということで、ワクワクしながら劇場に足を運んだ若き頃の自分を思い出す。
■評価:2.0/5.0