映画「ソウ3」

ソウ3

■邦題:ソウ3
■原題:SAW III
■上映時間:108分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス、ホラー
■配給:アスミック・エース
■提供:ツイステッドピクチャーズ
■公開:2006/11/18
■監督:ダーレン・リン・バウズマン
■製作:マーク・バーグ、オーレン・クールズ、グレッグ・ホフマン
■製作総指揮:ジェームズ・ワンリー・ワネル、ピーター・ブロック、ダニエル・ジェイソン・ヘフナー、ステイシー・テストロ、ジェイソン・コンスタンティン
■原案:ジェームズ・ワンリー・ワネル
■脚本:リー・ワネル
■撮影:デヴィッド・A・アームストロング
■美術:デヴィッド・ハックル
■衣装:アレックス・カヴァナー
■編集:ケヴィン・グルタート
■音楽:チャーリー・クロウザー
■字幕:松浦美奈
■主演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデンバハー・スーメクディナ・メイヤー、J・ラローズ、デブラ・リン・マッケイブ、バリー・フラットマン、エムポー・クワホー、キム・ロバーツ、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、アラン・ヴァン・スプラング、他
■ストーリー:
不倫に溺れる女性外科医リンが何者かに誘拐される。リンが目覚めると、目の前には瀕死の殺人鬼“ジグソウ”が横たわっていた。ジグソウに付き従うアマンダがリンにルールを伝える。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまで、ジグソウを延命させること。ジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾も爆発する──。その頃、食肉工場の地下室で一人の男が目を覚ます。彼はひき逃げで最愛の息子を失った父親ジェフ。彼はそこで鎖につながれた3人の男女を目撃する。一人はひき逃げを目撃しながら法廷で証言しなかった女。もう一人は、犯人に軽い罰しか与えなかった判事。そして最後に、愛する息子をひき殺した男。ジェフは、この3人の運命が自分にゆだねられていることを知るのだった…。
■感想:
2006年64本目の劇場鑑賞です。斬新なトリックと壮絶な残酷描写で世界的に大ヒットしたシチュエーション・スリラーのシリーズ第3弾。謎の殺人鬼“ジグソウ”が仕掛ける新たなゲームが幕を開ける。“ソウ”シリーズ3作目。公開当時は、“ソウ”から本作までを一気見するイベント、公開前の“SAWイッキミ!”で鑑賞。冒頭は前作“ソウ2”のラストシーンからの続きで、マシューズが脱出をするシーンから始まるが、足首を切断するのではなく別の方法を行うが、これまた痛々しい。ストーリーは、ひき逃げで最愛の息子を失った父親ジェフと、女性外科医リンとジグソウとアマンダの師弟関係の話の2つの視点で描かれており、ジェフに対するトリックのアイデアが、前2作までのパターンとは異なり、どのトラップも大掛かりな物になっている。冒頭の鎖トラップは“ヘルレイザー”を彷彿させる。“ソウ”で謎だったの部分でもある、ジグソウの行動部分を補う形で話が填補されるのは良かった。シリーズが増すごとに残酷描写がさらにエスカレートしている。冷凍室でのトラップはおっぱいも見れて良かったが、中でもトラップとは関係のない、ジグソウの手術で頭蓋骨を外すシーンが印象的である。どいもこいつもジグソウの言う事を聞かない。しれっと“ソウ4”への伏線まで用意されている。
■評価:★★★★☆