映画「ナイロビの蜂」

ナイロビの蜂

■邦題:ナイロビの蜂
■原題:THE CONSTANT GARDENER
■上映時間:128分
■製作国:イギリス
■ジャンル:サスペンス、ドラマ
■配給:ギャガ・コミュニケーションズ
■提供:Focus Features
■公開:2006/05/13
■監督:フェルナンド・メイレレス
■製作:サイモン・チャニング・ウィリアムズ
■製作総指揮:ジェフ・アッバリー、ジュリア・ブラックマン、ゲイル・イーガン、ロバート・ジョーンズ、ドナルド・ランヴォ
■原作:ジョン・ル・カレ
■脚本:ジェフリー・ケイン
■撮影:セザール・シャローン
■美術:マーク・ティルデスリー
■衣装:オディール・ディックス=ミロー
■編集:クレア・シンプソン
■音楽:アルベルト・イグレシアス
■字幕:松浦美奈
■主演:レイフ・ファインズレイチェル・ワイズ、ユベール・クンデ、ダニー・ヒューストンビル・ナイピート・ポスルスウェイト、ジェラルド・マクソーリー、ジュリエット・オーブリー、リチャード・マッケーブ、アーチー・パンジャビ、他
アカデミー賞助演女優賞):レイチェル・ワイズ
■ストーリー:
ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味の英国外務省一等書記官ジャスティン。事なかれ主義の彼は、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサの行動には深く立ち入らず、見ない振りを通していた。ところがそんなある日、テッサは救援活動中に何者かに殺されてしまう。警察はよくある殺人事件の一つとして処理しようとしていた。しかし、事件に不審なものを感じたジャスティンは、意を決して自ら調査に乗り出す。やがて、事件には国際的陰謀が絡んでいたことを知るジャスティンだが、そんな彼にも身の危険が迫っていた…。
■感想:
シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督作品。冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名ベストセラーを映画化した感動のミステリー・サスペンス。アフリカの地を舞台に、政治に無関心なガーデニング好きの英国外交官が、慈善活動に熱心だった妻の死をきっかけに、初めて彼女の活動に目を向け、やがては危険を顧みず陰謀渦巻く事件の真相に迫っていくさまをスリリングに描く。ケニアの町並みや大自然の風景は壮観です。レイチェル・ワイズの演技は良かったです。レイチェル・ワイズの妊婦姿は特殊メイクだと思うのですが、めっちゃリアルでした。ビル・ナイをもう少し見たかったです。部民族から逃げるときに、ジャスティンがテッサと同じセリフを言って子供を飛行機に乗せようとしたシーンで、状況を把握して、子供が自ら飛行機から降りて滑走路を走るシーンは心を締め付けられる思いです。とても切ないラストシーンでした。
■評価:★★★★☆